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多摩美術大学
高校入学前からインテリアに興味があったため、高校はインテリア科のある都立工芸に入りました。そこで3年間学ぶうちに、インテリアよりももっと広い範囲であるランドスケープに興味を持ちました。調べていくうちに、環境という私たちを取り巻く巨大な分野で人々の生活を豊かにしたいと思うようになりました。インテリア・建築・ランドスケープを課題ごとに選べ分野を横断して学べる多摩美に決めたのは、環境をデザインしていくためには多方面の様々な知識が必要だと感じたためでした。
一般で合格しましたが、公募推薦も受けました。アイデアとプレゼン勝負な推薦に画塾での学びが必要には感じなかったので、高校の課題をこなすためにも画塾には行っていませんでした。過去問を実際にやってみて、先生に見せるということをしていました。一般の対策に取り掛かったのは11月の終わりでした。短時間で仕上げる受験のデッサンに慣れていなかったので、急いで画塾の冬季講習に申し込み、そのまま直前講習というものまで受けました。約1ヶ月間でした。英語が苦手だったので、移動時間なども有効に使って勉強もしました。
推薦に落ちてから初めて、本格的に英語の勉強を始めました。国語は自信があったので特に対策しませんでした。過去問を解いて自分のレベルを確認したらひたすらに基礎から英語をやりました。画塾が9:00~18:00まであり、移動に約1時間かかったのですが、電車に乗っている間は単語と熟語の暗記に利用しました。帰ってきてから、YouTubeで英語を勉強しました。個人的には、参考書を自分で読み込むよりもわかりやすくて良かったです。どうしても疲れがひどく、電車での暗記時間を除いて勉強時間は1日90~120分でした。
英語は中学からあまり理屈もなくこういうものとして教えられ暗記してきていたので、そもそも文法を理解できていないと感じていました。なので、文法解説のYouTubeを見ることから始めました。非常に分かりやすい動画ばかりでしたが、そのままスマホをいじりたくなってしまうことは多々ありました。単語も全然知らなかったので、電車で繰り返し見まくりました。中学英語の参考書からやり直し、基礎の基礎からやりました。「頻出英文法・語法問題1000」が学んだことを確かめられて、文法への理解が深まったと思います。
工業系高校の場合、ほとんどの人が推薦で受かっていてもうすでに卒業に向けた雰囲気でした。それが辛くてなかなか前向きに受験に取り組もうと思えなかったのですが、画塾に籠り環境から変え解決しました。自分が入学した姿をひたすらに想像して、将来を夢見ることで正気を保っていました。仲が良い友達もみんな受かっていたので、変に気を遣われて友人との会話も楽しめないことが多かったです。自分のデッサンを家に飾って、「めっちゃ上手い」と声に出しポイントを解説していました。ほんとに上手い気がしてきて自信に繋がりました。
私が辛い時、いつも思い出していた偉人の言葉があります。「苦しみはとことん苦しみぬくことでしか癒されない」全員が頑張るので多少の差はあっても、努力に大きく差がつくことはないと思います。だからこそサボれない辛さも不安からくる焦燥感も目一杯苦しんでこそ苦しみを忘れられると考えてやっていました。ドMみたいですが、人間は複数から血を流していても痛いと感じるのは一箇所なので、苦しいと感じるのも一箇所だと思っていました。苦しみを癒してくれるのは他の誰でもない自分しかいません。苦しみから成長できるはずです。
1年生は、学校の授業でやる基礎をとても丁寧に学ぶと楽に受験勉強に入れると思います。2年生も勉強は大事ですが、大学をしっかり調べることがとても大切だと思います。オープンキャンパスには必ず行ってそれぞれの大学のホームページなどを読み込んで、どんなことが学べるかとか、その学校だけの特徴を探してほしいです。最悪のケース、全て落ちた場合どうするのかとかまでしっかり考えておかないと、焦って決めた結果にいい未来など待っていないと思います。
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