学科定員
計340 キリスト教20、人類文化110、心理人間110、日本文化100
学部内容
キリスト教学科では、変わることのない人類の不変の課題に対して、学生一人ひとりにさまざまな側面から学問的なアプローチを促し、深く考えることで問題を解決する力を育成。また、宗教文化に関する幅広い教養と視野を持ち、他者の人格や人権に配慮できる心豊かな人材の育成を目指す。
履修モデルには4つの体系がある。キリスト教文化を基礎に、他の宗教と比較して学び、宗教が現代の社会や文化にどれほど深く関わっているかを解明する、文化を中心に学ぶ体系。キリスト教の思想、中世哲学史を中心に学び、現代社会における人間の尊厳とその価値について考察する、思想・哲学を中心に学ぶ体系。聖書の神学的解釈と実践を幅広く学び、現代社会における人間の希望の根拠を見据える視点を養成する、神学を中心に学ぶ体系。所定科目の履修により、ローマ教皇庁認可神学部の卒業資格を取得できる、司祭養成課程がある。
人類文化学科では、人類の多様性と普遍性についての知識と柔軟な感性を身につけた人材の育成を目指す。
履修モデルとして、哲学人間学コース、文化人類学コース、考古学・文化史コースの3コースがある。
◆哲学人間学コースでは、哲学、言語学、科学文化論などの視点から、人間の本性を解き明かす。
◆文化人類学コースでは、文化の違いを乗り越えて、互いに人間としてつきあえる柔軟な姿勢を養う。
◆考古学・文化史コースでは、考古学や文化史を通じ、未来までを見渡す長期的な視点を養う。
心理人間学科では、理論学習と体験学習を統合した独自のカリキュラムを展開している。学びの体系は人間関係論を中心に学ぶ体系、心理学を中心に学ぶ体系、教育学を中心に学ぶ体系の3つに分かれる。
人間関係論を中心に学ぶ体系では、他者との関わり、人とのコミュニケーション、グループでの人間関係について体験から学び、人間関係を理解する力やファシリテーション能力を身につける。心理学を中心に学ぶ体系では、心理学の知識はもちろん、実験・調査などの方法やカウンセリングの基礎について学び、データを分析し、考察する力を身につける。教育学を中心に学ぶ体系では、教育に関する多様な問題を発見し、人の成長を支援する力を身につける。
日本文化学科では、日本文化、日本文学、日本語学、日本語教育の4領域に関する多様な科目を横断的に学び、日本の文化や社会を深く理解する。
◆日本文化領域では、社会・歴史・地域などの観点から日本文化を学ぶ。
◆日本文学領域では、古代から近現代までの日本文学や漢文学を通じて、その背景となる社会や文化を学ぶ。
◆日本語学領域では、現代日本語や日本語の歴史・方言などについて学ぶ。
◆日本語教育領域では、日本語を学習する多様な人びとをサポートし、社会に貢献できる人材を育成する。
△新入生の男女比率(2024年) 男32%・女68%