人間社会学域 学部・学科

原則として、2024年5月に行った各大学へのアンケートを基に編集・掲載しています。

人間社会学域
歴史
設置 1949、改組 2008
学科定員

計668 人文学類138、法学類150、経済学類131、学校教育学類共同教員養成課程85、地域創造学類83、国際学類81

学部内容
 人文学類は、「心理学」「現代社会・人間学」「考古学・文化資源学」「歴史学」「日本・中国言語文化学」「欧米言語文化学」「言語科学」の7プログラムを設けている。
 学生は2年次にプログラムに所属し、プログラム内で提示される「標準的履修モデル」を参考にしつつ、関心に合わせて主体的に専門の学びを設計する。標準的履修モデルには、従来からの専門分野を元にした履修モデルだけでなく、これまで立てることのできなかった学際的な新規領域もモデルとして設定されている。
 プログラムごとの標準的履修モデル(「 」内)は以下の通り。
 心理学=「心理学」「公認心理師取得」、現代社会・人間学=「哲学・倫理学」「社会学」「地理学」「文化人類学」「応用倫理学」「現代社会論」、考古学・文化資源学=「考古学」「文化資源学」「文化遺産学」「比較文化学」「美術史・建築史学」「宗教学・民俗学」、歴史学=「日本史」「東洋史」「西洋史」、日本・中国言語文化学=「日本語学日本文学」「中国語学中国文学」「日本・中国言語文化学総合」「比較文学」、欧米言語文化学=「英語学英米文学」「独語学独文学」「仏語学仏文学」「対照言語学」「比較文学」、言語科学=「言語学」「言語認知科学」。
 法学類は、以下の3コースを設置している。
◆公共法政策コースでは、法律と行政・社会の関係について理解し、行政・公共部門で活躍できる人材を育成する。行政活動において重要な法律や制度、また政策や政治の過程について学ぶ。
◆企業関係法コースでは、企業の経済活動の基本ルールを定めた法律について理解し、主に企業で活躍できる人材を育成する。民法や商法などの法律や企業活動から生じる法的問題について学ぶ。
◆総合法学コースでは、法学の基礎を確実に理解し、ロースクール等の大学院進学後に法曹や研究者として活躍できる人材を育成する。法学の体系や法の理念・歴史などの確実な基礎力をもって先端領域について学ぶ。
 経済学類は、以下の2コースを設置している。
◆エコノミクスコースでは、経済学の基礎理論を前提とし、応用的理論や計量的手法を学ぶと同時に、政策の具体的諸分野に関して政策の枠組み、現状分析、政策課題などを学ぶ。
◆グローバル・マネジメントコースでは、組織マネジメント系科目群および財務・金融系科目群の履修のほか、営利・非営利の企業活動におけるPlan→Do→Check→Actionのマネジメントサイクルの全体像および各局面について学習する。
 学校教育学類共同教員養成課程(富山大学との共同教育課程)では、金沢大学と富山大学が共同で現代の教育課題に対応する先進的科目を開設することによって、実践的指導力を持ったこれからの教員の養成を目指す。また、複雑で多様化する時代に生きる子どもたちと向き合うためには、子どもたちに共感する感性や、支援する能力が欠かせないため、知識や技能だけでなく、大学を超えて多様な仲間や考え方に触れ、他者に共感する感性を養うことを重視する。多様な物事を「比較」する視点を持ち、教育上の問題を客観的に理解し、適切な支援を行う能力を備えた教員を育成していく。
 地域創造学類では、誰もがいきいきと安心して暮らせる社会を育てるリーダーの育成を目指す。地域と地域のさまざまな問題を理解し専門的知識を修得する地域課題科目群(人と自然の共生、地域協働、共生社会の3プログラム)と、自分の将来像を意識し地域づくりのリーダーとしての素養を修得する地域創造科目群(公共政策、地域マネジメントの2プログラム)から、自分の興味・関心のあるプログラムを1つずつ選択的に学修する。
◆人と自然の共生プログラムでは、複雑化する地域課題を、水・土・生物、衣食住・文化、産業・政策などから多面的に分析し解決する知識と方法を学ぶ。
◆地域協働プログラムでは、歴史、文化、交通網、町並み、景観などが重なり合う地域空間を理解し地域活性化に協働して取り組む方法を学ぶ。
◆共生社会プログラムでは、少子高齢化とグローバル化が進む地域で暮らす多様な人びとのニーズを理解し誰もが生き生きと暮らせる地域づくりを学ぶ。
◆公共政策プログラムでは、地域課題に公共の立場で関わるための総合性と専門性を身につける。
◆地域マネジメントプログラムでは、地域の特性やニーズを適切に把握し、民間の立場から産業や雇用を創出するプロセスや戦略について学ぶ。
 国際学類では、異文化理解・共生という課題に応えるため、日本と国際社会を多面的・総合的にとらえる。以下の3系に分類される10のプログラムが存在し、Eがついたものは英語で開講されている科目のみを履修して修了できる。
◆国際関係・国際協力系には、グローバル時代のさまざまな問題について多角的に学び、国際協力や持続可能な開発への道筋を探求するために、国際政治、国際政治E、国際経済、国際経済Eの各プログラムが設置されている。
◆地域研究系には、世界の各地域をめぐる歴史・文化・社会について広範な知識と深い理解を身につけることを目的として、英語圏研究、英語圏研究E、ヨーロッパ圏研究、アジア・日本研究の各プログラムが設置されている。
◆インクルーシブ社会構築系には、ダイバーシティ社会の創成に寄与できる国際人や、グローバル時代に必要な実践力のある日本語教師を育成するために、グローバルDEI、日本語教育の各プログラムが設置されている。
新入生の男女比率(2024年) 人文-男32%・女68%、法学-男58%・女42%、経済-男66%・女34%、学校教育-男36%・女64%、地域創造-男47%・女53%、国際-男16%・女84%
金沢大学
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