生命環境学部 学部・学科

原則として、2024年5月に行った各大学へのアンケートを基に編集・掲載しています。

生命環境学部
歴史
設置 2012
学科定員

計155→165(申請中) 生命工、地域食物科学、環境科学、地域社会システム

学部内容
 「持続的な食料の生産と供給による地域社会の繁栄を実現するために必要となる、生命科学、食物生産・加工、環境・エネルギー、地域経済・企業経営・行政に関し、広い視野を持つ人材を、自然と社会の共生科学に基づき養成する」ことを基本理念とする。
 自然と社会の共生科学の視点から、生命・食・環境・経営を中心とする新しい農学分野における応用力を身につけるため、基礎を重視している。また学科間の垣根を低くしており、学科横断的な教育体制を構築する。
 生命工学科では、分子生物学、生化学、細胞生理学といった生命科学の基礎を身につける。さらに発生工学や幹細胞生物学、応用微生物学、バイオインフォマティクスなどをはじめとする最先端の生命科学・生命工学を学ぶことで、再生医療(ES細胞、クローン技術)、生殖補助医療(体外受精、発生工学)、食料生産・食品衛生(機能性食品、醸造、発酵工業)、健康増進(医薬品、有用微生物、化粧品、香料)、バイオエネルギー、環境保全などに関する新しい技術を創出する能力を身につける。このほか、「バイオ・メディカルデータサイエンス特別コース」では、生命科学・医学・薬学分野における数理・データサイエンス教育を展開。
 地域食物科学科では、食物(食品製造、食品栄養、園芸)およびワイン製造に関する知識・技術(微生物、機能成分、果実遺伝子)を学ぶ。バイオテクノロジーを駆使した果樹や野菜などの農産物の栽培、食品製造の科学的理解、栄養・有用成分の解析と利用、ワイン製造技術などを課題に、食物生産から食品製造までのプロセスを包括的に学ぶ。このほか、地域性に富む「ワイン科学特別コース」を設置している。
 環境科学科では、環境問題の背景と概要に関する「基礎知識」や、大気・水・土壌・生物と人間との関わりに関する「専門知識」、人間活動の影響を評価するための「環境計測技術」や、環境管理・修復に不可欠な「環境保全技術」を学び、自然科学の知識と技法に基づく問題解決能力を培う。さらに、主体的に考える力と他者との対話や合意形成のための素養を身につけ、環境に関わる学問的課題や社会的課題を自ら見出し、多様な人びとと協働しながら課題解決に取り組める人材を養成する。
 地域社会システム学科では、社会経営 (経済運営、企業経営、行政運営)に関わる理論と実践をバランスよく学ぶことで、地域社会や職場で多様な人びとと仕事をしていくために必要な基礎的な力を養い、国際的な視座と地域密着の姿勢を両立させながら社会のマネジメントを担う能力を持つ人材を養成。
 また、「観光政策科学特別コース」を設置し、観光関連分野の専門知識を有し、観光経営や観光政策の立案ができる人材を育成。
新入生の男女比率(2024年) 男50%・女50%
山梨大学
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