2025年共テの概要
運営:
大学入試センター
実施日:
2025年1月18日(土)・19日(日)
試験場:
現役生は在学校が所在する試験地区内、既卒生は現住所のある試験地区内
出題教科・科目:
7教科21科目
出題形式:
選択式(マークシート方式)
2024年は全体的に易化傾向
2024年の共テでは、大幅に難化した科目は見られず、国語の平均点(200点満点)は前年から10点以上アップ。2020年から4年連続でダウンしていたが、第1問は1つの文章からの出題(2022年・2023年は2つの文章からの出題)になるなど、易化した。政治・経済は2年連続ダウンで、過去最低の平均点となった。
生物、生物基礎は、生物が2022年・2023年と2年連続で過去最低の平均点を更新したこともあってか、6点以上アップ。得点調整は行われなかった。
志願者・受験者ともに減
共テの志願者・受験者は、2019年以来減少が続いており、2025年も前年比減の見込みとなっている。
減少の理由は、人口減少による自然減と、年内入試の増加による「共テ離れ」と考えられる。 2024年の現役志願率(全国の高等学校等卒業見込者のうち、共テ志願者の割合)は45.2%で、過去最高を記録した。
「大学入学共通テスト」とは
基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的とした試験(文部科学省資料より)。国公立大の一般選抜の1次試験にあたるもの。学校推薦型・総合型選抜でも課されたり、私立大でも共テを利用した入試方式があるため、大学入試としては日本で最も受験者数が多い。
基本知識を問う問題が中心だが、
最近は共テならではの“新傾向”問題が出題されている!
Q:具体的には、どんな問題?
A:2024年の例だと、こんな問題!
生物 第6問B
実際の授業や実験などを想定した“新傾向”らしい出題。問題文の読解に時間を要する。
倫理、政治・経済 第7問
資料が多く、第7問だけで6ページにわたる。何度もページを捲る、物理的な手間も壁に。
この“新傾向”問題、何を測るための問題なのか?
⇒解説は、次ページ!