不安も焦りも怖くない!
心のコントロール術
田中 輝美 先生
立正大学心理学部
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2024年12月号より
余計な不安はコントロールできる
冷静に自分の気持ちを見つめる
勉強中の焦り、不安で眠れない……。受験生の心は、常に不安や焦りと隣り合わせ。しかし、不安や恐怖は身を守るために必要な機能であるため完全になくすことは不可能だと、立正大学心理学部の田中輝美先生は話す。とはいえ、軽減することはできるという。
不安軽減のコツは、その気持ちの正体や出どころを自覚すること。不安の多くは、妄想や考えすぎであることが大半なのだという。たとえば、「不合格だったらどうしよう」という不安も同じ。合格する可能性もあるのだから、“どうするか”は不合格になったときに考えればいい。それに、心配している時間を勉強に充てたほうが、合格に近づけるだろう。
自分の感情を俯瞰してとらえ、不安の要因を冷静に考えてみよう。心が落ち着くはずだ。
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今の受験生がやるべきことは…
- その不安は、本当に“今”必要な心配か考える
- 妄想や考えすぎにとらわれていないか考える
- 気持ちを紙に書き出して、俯瞰する
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