併願の優先ポイント
試験日程
大阪大学 工学部 応用自然科学科
1年 K.Aさん(愛知県・公立高校2024年卒)
本命
◆ 志望理由
理系は学費が高額なので、国公立大を志望。様々な大学のパンフレットを見比べて阪大を志望したものの、専攻までは決め切れなかった私にとって、大学入学後に実際に研究の話を聞いた上で2年次からコース選択ができる応用自然科学科は魅力的でした。
◆ 対策内容
他教科より配点比率の高い数学に重点を置いて対策しました。数学Ⅲの分野が頻出だったので、特に微分積分は計算ミスを減らすためにも毎朝解きました。英作文は夏休み前から学校の先生に添削指導を受けて練習。過去問は赤本・青本でどんどん遡って演習しました。
◆ 受験の手応え
併願校の合格を得ていたので気持ちに余裕があり、自分の今までの勉強に自信を持って普段通り頑張ろうと思えました。本番は、うまくいかない科目があっても、すぐに忘れて次の科目に切り替えるようにしました。手応えはあまり良くなかったけれど、後悔はありませんでした。
併願1
神戸大学 工学部 市民工学科
◆ 志望理由
共通テストで想定以上に良い得点をとれたので、それを生かして共通テストの配点比率が高い神戸大の後期日程に出願。大阪公立大の中期日程も検討しましたが、そちらは断念しました。
◆ 対策内容
以前と同様に学校や塾の問題を解きつつ、前期試験終了後に過去問演習を開始。後期日程の試験科目は数学のみで、難問は多くないので、標準問題を確実に得点することを意識しました。
◆ 受験の手応え
中期日程に出願しなかった分、前期試験の後は数学だけに注力することになりましたが、私は数学があまり好きではなくて頑張り切れなかったので、受験教科との相性の考慮は反省点です。
併願2
同志社大学 理工学部 化学システム創成工学科
◆ 志望理由
同志社大は複数の日程があるので、国立大対策のため最も早い日程で受験。上記の大阪公立大は愛知会場が先着順で満員だったため諦めましたが、こちらは愛知会場で受験できたので良かったです。出題形式も記述式が多いため本命校の対策につながると考えました。
◆ 対策内容
本命校の対策でカバーできると思い、特に対策はしませんでした。直前に過去問だけは解くつもりが、実際は時間がなくてほぼ解けなかったので、早めに一度解いておけば良かったです。
◆ 受験の手応え
本番の手応えは厳しかったものの、周りの人も同様でした。合格発表時に自分の得点がわかって良かったです。
併願3
同志社大学 理工学部 化学システム創成工学科
◆ 志望理由
私立大受験は積極的に共テ利用方式を活用しようと考えていました。同志社大は出願締切が共通テストより前で、模試の判定ではかなり厳しかったので迷いましたが、出願。手続締切が本命校の合格発表後なのが決め手でした。
◆ 対策内容
共通テストのみの判定なので、個別の対策が必要ありませんでした。
◆ 受験の手応え
共テ利用方式を使うことで、併願校受験の負担が減って、本命校の対策に集中できたのが良かったと思います。また、共通テストでマークミスをしていないかずっと怖かったものの、合格したことで自己採点が合っていたのだと確認でき、不安が解消しました。
私は中期・後期日程を十分に考えないまま出願時期を迎えてしまい、結果的に中期日程は希望の方式に申し込めませんでした。本命校だけではなく併願校についても早めに調べて、候補を考えておくことで、直前期の迷いが減ると思います。後悔のない受験にしてください!