私が工学部に行こうと決めたのは高2の秋でした。医療に興味があったため、それまでは医学部や看護学部など、臨床系の学部へ行こうと考えていましたが、高2のときに物理が面白いと思えたことがきっかけで、医工学の道に進むことを決めました。学部生の間から医工学を専門的に学べる大学があまりないため、入りたい研究室があること、自宅からキャンパスまでが近いことの2点から、この大学を選びました。
総合型選抜を受けようと決めたのは高2の3月でした。他の人と比べてスタートが遅く、不安だらけではあったものの、生体医用システム工学科では、研究内容よりも好奇心や考察に至るまでの過程を重要視すると公表されていたため、実験にはあまり時間をかけませんでした。具体的には、高3の4・5月に週2時間程度実験を行い、7月中旬からレポートを書き始めました。週に1日だけレポートに集中する日を作り、それ以外の日は一般試験に向けて勉強をしていました。
一般選抜のみを受ける受験生よりも勉強に充てられる時間が少なくなり、かなり不安になりました。ですが、口頭試問の対策として問題の解き方を自分の言葉で説明したこと、短時間で正確に計算する練習をしたことが、結果的には違った切り口で一般対策が出来たと感じています。ですので不安になりすぎず、目の前のことに集中すると良いと思います。総合型選抜の受験が終わってからは、振り返っても結果は変わらないので、気持ちを切り替えて一般選抜に向けた勉強を始めました。
総合型選抜を受ける予定の受験生は、一般選抜対策と並行して対策しなければならない点がとても大変だと思いますが、時にはどちらかの対策に重きをおくことを恐れない方が良いと思います。私の場合、どちらも疎かになるくらいなら総合型選抜の対策に振り切った方が良いと思い、レポートの提出直前などは、一般選抜対策はあまり行いませんでした。早めに試験までのスケジュールを把握し、それぞれの対策に割く時間の比率を週ごとに計画しておくことをおすすめします。
私は、高1の時点で様々な大学のパンフレットを取り寄せたり、オープンキャンパスに参加したりしましたが、1つの学部のみを調べていたため、志望学部が変わったときに1から大学を調べ始めることになってしまい、とても大変でした。ですので高1・高2の間は自分のやりたいことは何なのかを考えたり、どのような大学があるのかを幅広く調べることをおすすめします。その際、どんな試験方法があるのか、確認しておくと良いと思います。
私が東京農工大学工学部応用化学科に行こうと決めたのは小さい頃から化学の実験が好きだったからです。小学生の時に受けた授業で行った水の電気分解で化学に興味が湧きました。実験の後に行う考察も好きだったので応用化学科を志望しました。
高2の夏からは少しずつ勉強時間と勉強方法、共に慣れるようにしていきました。当時は青チャートと学校の課題をしっかりとやる、などが勉強でした。また、私は高校3年生の6月くらいまでは部活があったので基礎固めに集中していました。部活が無くなってからは12時間程毎日行っていました。
部活をやっていた時期は平日1時間未満、休日5時間程度でした。電車の通学時間には単語帳、熟語帳で暗記をしていました。また、数学の解説をしているYouTuberの動画を観ていました。部活が無くなってからは、学校と家での学習時間は合わせて12時間程度でした。
受験勉強は長距離走。まわりの人と差を付けられるのは一瞬ですが、抜くのは大変です。ドロップアウトしないように頑張ってください。
1・2年生で大事なのは勉強だけでなく、部活動です。これは大事な思い出にもなります。少しずつ勉強時間を増やし、勉強方法を改善していってください。
3年生の夏前までは授業の予習復習、定期テスト対策を主にやっていました。数学に関しては学校の授業に関する勉強で基礎固めができていたと思います。2年生の後半からまわりに受験受験と言われていたもののあまりやる気がわかず、本格的に受験勉強を始めたと思ったのは3年生の夏からでした。夏休みはどの参考書をいつ終わらせると細かく計画を立てて勉強しました。
共通テストでしか使わないものの、国語、特に古文と漢文が苦手だったのでまわりより早く、高3の春~夏に一度理系科目と並行しつつ国語の勉強に力を入れました。古文と漢文の文法中心の薄めの参考書を購入し、その一冊を極めるつもりで勉強しました。そこで一通りのことを暗記したため、冬に共通テスト対策に入ったときは忘れていた暗記事項を思い出しつつ、共通テスト問題集で長文演習を行い、他教科をあまり圧迫せずにスムーズに勉強ができました。
私は2月の中旬に数日高熱を出してしまいました。毎日体調に気を使っていたなか、国立入試直前の時期に体調を崩した自分にショックも受けましたが、起きてしまった事はもうどうしようもないと割り切って、熱がある間は勉強を一切せず、自身の体調の回復に努めました。しっかり休息したおかげかその後は体調も無事回復し、数日後には普段の生活に戻ることができました。大事な時期に何が起きても焦らず、自分にとって最善の選択ができる勇気も受験生にとって大切なことだと思います。
大学受験は勉強だけでなく、情報の取捨選択やメンタルを保つことも大切です!皆さんが志望校に合格するように祈ってます!
受験は日々の勉強からです。今はまだ大学受験を意識できなくても、毎日の勉強は怠らないようにしましょう。それがきっと大きな成果につながります!
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