
螢雪アドバイザー
堀 浩司 先生
龍谷大学高大連携推進室フェロー。滋賀県の公立高校(守山高校、草津東高校など)で進路指導部長、SGH推進室長等を務め、数多くの生徒を志望校合格に導いてきた。担当教科は国語。2009年度文部科学大臣優秀教員として表彰を受けた。

あなたは、そもそもなぜ大学へ行くのでしょう?みんなが行くからとか、なんとなく…とかいった曖昧な理由しか持たない人は、長い受験生生活で充電切れを起こしかねません。スタートを切るこの段階で、「受験する意義・目的」を明確にしておきましょう。意識を変え、受験と向き合える土台を固めておくことが重要です。そこでまず、「大学とはどういうところか?」を理解しておきましょう。
ここ10年でユーチューバーが小学生の「なりたい職業ランキング」の上位になったり、ファミレスに配膳ロボットが登場したように、時世は急速に変化しています。予測困難なこれからの時代、求められるのは、“正解のない問い”に向き合い自分なりの答えを見つける態度や、広い視野に立ち、他者と議論し、多様性と変動に対処しつつ自分の頭で考える思考習慣です。そのベースになるのが、いわゆる「教養」。そして、学問・研究を通して「教養」を身につける場所が大学なのです。
大学受験は、人生の目的ではありません。社会人としてキラキラした毎日を送るためのプロセスの1つです。就職のためだけに学ぶなら、専門学校があります。大学生活をエンジョイするだけなら、楽な入試で入学できる大学があります。あなたは、どの場所で、どのレベルの教養を身につけたいですか?ぜひ、「思う存分好きなことを学んで、豊かな教養を身につける場」として、あなたを満足させてくれる大学を志望校として定めましょう。それが、あなたが苦しい受験生生活を乗り切っていく原動力となってくれます。

多様な人との交流を通じて成長できる
さまざまなバックグラウンドを持つ人々が日本や世界の各地から集まる大学では、新たな交友関係や人脈が広がります。これは楽しい!新しい知見を得たり、多様な価値観に触れたりして、自分の成長にもつながります。
充実した環境で専門分野を深く学べる
専門の教授と対面で密に接するゼミや研究室は、大学ならではの学びのスタイルです。豊富な知識の宝庫である大学図書館も魅力です。もっと学びを深めるために、大学院に進学するという選択肢もあります。
視野が広がり、生き方が見えてくる
学問・研究のみならず、自由な時間を活かしてサークル活動・アルバイト・ボランティア・インターンなどの経験を積み重ねることで、視野が広がります。社会を知ることで、自分にとって望ましい生き方が見えてきます。
就職に有利で、高い年収を期待できる
企業によっては、応募条件を大卒者限定としていたり、業務内容に大学の専門的学びを求めたりします。一般的には(データの平均値では)、大卒者のほうが選べる職種は広く、年収や生涯賃金が高いのが現実です。
目標を実現するためのノウハウが身につく
計画→実行→分析→軌道修正…と、適切なステップを踏んで目標達成へとアプローチするノウハウが、受験勉強を通して身につきます。これは社会に出ても大いに役立ちます。
困難を突破する経験が人生を切り開く力に
困難から目を背けず、目標達成に向けて努力を継続し、突破していく力が身につきます。その成功体験は、あなたの礎となり、人生を切り開いていく力となります。
周りと協働して成し遂げる尊さを知る
受験は団体戦。自分の態度次第で、周りは追い風にも逆風にもなります。そうした経験をしながら、周りの人と力を合わせ、協働して物事を成し遂げることの尊さに気づきます。
この続きを読むには
に登録(無料)が必要です
さらに旺文社のサービスで
この他にも便利な機能が!
詳しくはこちら





