学力を底上げしながら、その分野が苦手な理由まで分析しよう!
前ページの③で優先すべき分野を5~6個に絞り込んだら、ここで過去問を使います。過去問は、“分野でバラバラにして”使うのが賢い方法です。そして、1週間単位で1分野に取り組みます。期間を区切ることで、夏休みの限られた時間を効率的に使えます。
さらに、取り組んだ分野の習熟度をスパイダーチャート化して分析することで、苦手の要因も明らかにできます。これは、秋以降の学習内容を決定する際にも大いに役立ちます。
ぜひ下記の3ステップに取り組んでみてください。
まず、取り組むべき分野を決めます。そして、それが扱われている過去問の大問を1~3つピックアップし、それを“ボス戦”として、1週間の最後に位置づけます。
1~6日目は、過去問に向けたレベル上げです。対象の分野について、参考書や問題集を使って学習します。3ページ目の②のように軽くではなく、しっかり取り組みます。
7日目は、“ボス戦”に設定した過去問に取り組みます。答え合わせまで行った後は、下の表の項目を参考にしつつ、その結果をスパイダーチャートに落とし込みます。


“ボス戦”の結果は、正直な自己評価で上表内の項目ごとの達成度に落とし込み、スパイダーチャート化します。項目間の特徴や関連を考えていくと、なぜ苦手なのか、なぜ得点できないのかが見えてくるはずです。
上の例では、ストック知識が高いのに、得点率と問題文・内容理解が低いです。これは「解答を見たら知っていた」パターン。演習量を増やしてさまざまな問題に慣れることで、改善が期待できると考えられますね。
夏に苦手や弱点を克服できれば、秋以降の本格的な演習がスムーズに!
このように、分野・項目ごとに分析を行うことで、「原因はわからないけど、なぜか得点できない」という状況は抜け出せるはずです。自分に足りない部分はどこなのか、的確に見極めて学習内容を改善していきましょう。
秋以降は、志望校特化の学力を100%にするフェーズに入ります。過去問に取り組んだ後も、結果をチャートに落とし込むことで、客観的な分析が可能です。ぜひ夏休み以降も活用してみてください。
もっと細かく過去問を分析したい人、出題傾向をデータベース化したい人には、「過去問研究で志望校を制す!」の記事がオススメ。

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