私立大学独自入試の場合は、前年の全統模試受験者の入試結果調査から合否分布を作成し、合格者数と不合格者数がほぼ同じになる「ボーダー偏差値」を合格難易度に設定しています。合否分布は、大学・学部・学科や入試方式別に、入試科目や配点を本番に合わせて作成します。河合塾の模試の偏差値と志望校のボーダー偏差値帯が同じゾーンの場合、合格可能性の評価は「C判定=合格可能性50%」となります。ボーダー偏差値は模試の母集団によって意味が異なるので、必ず自分が受験した模試の偏差値と照合するようにしてください。また、入試方式によるボーダー偏差値の違いにも注意が必要です。一般的に必要科目が少ない入試方式ほどボーダー偏差値は高くなる傾向があります。このことを逆手に取って、自分の得意科目を活かしてより合格しやすい入試方式を探すことも可能です。
志願倍率は「志願者数÷募集人員」、実質倍率は「受験者数÷合格者数」で算出されます。国公立大学の前期日程の場合、志願倍率と実質倍率はそれほど乖離しないので、志願倍率はその年の入試難易度の目安になります。しかし、中期・後期日程は、前期日程合格者や私立大学への進学決定者が試験を欠席するケースも多く、実質倍率は志願倍率よりかなり低くなることが多いです。また、私立大学では、他大学への流出を見越して合格者数を募集人員より多く発表し、その結果、志願倍率よりも実質倍率が大きくダウンするケースが目立ちます。このような場合は、志願倍率よりも実質倍率を参考にしましょう。

国公立大学の入試科目は「共テ6(7)教科8科目+2次2~3教科」が主流です。私立大学の独自入試の基本は2~3教科ですが、1~2教科の入試も珍しくありません。私立大学の共テ利用入試はさらに教科・科目数のバラエティーが豊富です。科目ごとの配点は大学・学部等で異なり、2026年入試では、東京大学の理科一~三類(前期日程)は共テ1000点満点を110点満点に圧縮して2次の配点ウエートを高くしています。このような科目間の配点ウエートや、得意・苦手科目を考慮して、対策を立てましょう。


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