参考書や教科書の目次部分を拡大コピーして、壁など見えやすいところに貼って復習を行います。目次を視界に入れつつ復習することで、自分が今どの部分を復習しているのかを意識できるようになります。さらに、目次をベースに知識同士のつながりが見え、脳内で知識の体系化がしやすくなります。試験本番での想起力が高まりますよ。
筋肉を動かすのも、記憶を思い出すのも、脳内では同じ「神経の興奮」として扱われます。これを利用し、特定の動作と記憶を脳内で結びつけると、想起しやすくなります。復習中や答えを見て納得したときに、ペンを持っていないほうの手で拳を握り「よし!」と心の中でつぶやきましょう。それが想起のスイッチだと、脳に覚え込ませるのです。試験本番で思い出せないとき、拳を握って脳に刺激を与え、想起のきっかけにすることができます。
一問一答形式の問題や、「わかる/わからない」を判断しながら教科書や参考書を読み進める復習を行う際は、“3秒以内に判断する”というルールを定めましょう。解けないものに時間をかけるのも考えすぎるのも、脳へのストレスで逆効果になりかねず、反対にちっとも考えずに答えを見るのは、前頭前野-側頭葉間の道を広げることにはなりません。理想的なのは、3秒間ほど考えて、わからなければ答えを見ること。最小の時間で最大の結果につながります。

人間は過度な緊張状態に置かれると、脳は命を守るために目の前の危険なものに意識を集中しようとします。この本能は原始時代に肉食動物から身を守るために役立っていましたが、入試では緊張やストレスで想起力や思考力が低下する原因になっています。覚えたはずの知識が試験中に思い出せないときは、“3秒遠くを見る”。たった3秒ほどでいいので、少し顔を上げて天井や壁を眺めると、目の刺激が変化し、それが脳に伝わって緊張モードから解放されます。これにより、前頭前野の機能が回復して知識を思い出せるようになります。ちなみに、睡眠不足も想起力の低下を引き起こしますので、注意してください。
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