これまで数字とグラフで見てきたように、倍率の高い難関大学群の一般選抜比率は約5割以上だった。近年は「“年内入試(学校推薦型・総合型選抜)”比率が高まっている」と言われているが、多くの受験生を集める難関大学においては、年内入試が有利だったり、合格しやすくなっているわけではない。
年内入試比率が高くなっているのは、少子化などの理由で受験者を集められなくなった大学が、年内入試で学生を確保する傾向も一因だろう。特に関東圏の私立大の年内入試は併願不可な場合が多いため、年内入試合格者=入学確約者となるからだ。
下の表を見てもわかるように、グラフで紹介した大学(早慶上理~産近甲龍)以外の一般選抜率は27.1%だった。また、公募制の学校推薦型の中に指定校や付属・系列校からの入学者を含んで算出している大学もあるため、公募制の実数はより少ない可能性がある。さらに、紹介した大学と同様に、不明分が指定校および付属・系列校からの入学者であると仮定すると、合計46.7%が学校推薦型での入学者ということになる。総合型選抜と合わせると、7割近くが“年内入試”での合格者と言える。


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