
夏のよくある失敗の1つに「詰め込みすぎたノルマで挫折する」があります。これも夏の全能感によるものですが、すべてを伸ばそうとして、どの科目も中途半端に終わってしまうのは非常にもったいないです。特に完璧主義の人に多く見られる傾向なので、その自覚がある人は注意しましょう。
あるいは「とりあえず問題集をやる」という、手段が目的化してしまうケース。「この力をつけたいから、この問題に取り組む」のではなく、「今日のノルマだから、10ページやる」だと、問題集を進めるだけで満足し、何も身につかないまま夏休みが終わってしまいます。
これらの失敗を回避するのが、目標設定です。目標設定には4つのポイントがあります。まず、すべてを伸ばそうとしないこと。夏休みは基礎完成の時期とよく言いますが、最優先は弱点の克服です。なので、2つ目は自分の弱点や苦手分野を洗い出し、優先順位を決めること。英語なのか数学なのか、さらに英語の中で何が自分のつまずきなのかを分析します。それから3つ目は、弱点を克服するために何をすべきかを考え、それにかかる時間を概算することです。時間の概算は詰め込み防止にもつながります。そして4つ目は、具体的な学習内容と計画に落とし込むことです。
学習計画については、次のページで解説します。
①問題集の基礎問題を軽く解いてみて、自分の弱点を洗い出す
②その中で、克服の優先順位や克服に必要な時間を考える
③下記のような手順で、勉強内容と計画に落とし込む
ワンポイントアドバイス
自分を客観視するのが難しい場合は、AIを活用しても良いでしょう。「私は○○大学志望の受験生です。この夏休みに何を勉強すべきか計画を立てたいので、不足している情報があれば一問一答形式で私に質問してください」と指示して、チャットをしながらアドバイスをもらうと現状が整理できますよ。
英語の長文読解の力を高めたい!
↓
単語や文法に不安はあまりないが、英文の意味をしっかり捉えられていない。英文解釈の理解を最優先に、そのうえで簡単な長文問題集をスラスラ解けるようにする!
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▶︎ 英文解釈の参考書を3周以上読み込む
▶︎ 短めの長文問題集(400語以下)を1冊やる
▶︎ 短めの長文問題集の本文を、英文解釈の知識を使って正しく意味を捉えられるか検証する
ワンポイントアドバイス
赤本や青本に載っている「傾向と対策」を読んでから、志望校の傾向に合わせて勉強内容を決めるのもオススメです。また、「英語は過去問演習に入れるレベルだけど、数学はまだ基礎固めの問題集が必要だな」など、自分の得意・不得意を踏まえて教材の難易度に傾斜をつけてアプローチを変えるのも◎。
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