私自身はまだ志望が決まりきっていないまま高校3年生に入ったので、大学二年間で関心のある分野を自覚した上で専攻を決めることができる東京大学を志望しました。主に経済や国際関係、都市工学に興味があったので、そのいずれにも進みやすい文科二類を選択しました。
2年生の秋に部活を終えたのですが、本格的に受験勉強に入ったのは3年の夏休みからでした。それまでは学校行事に力を注ぎました。ただ、夏休みで模試のために勉強時間を延ばした後に燃え尽きてしまったのでしばらく長時間できず、10-11月に入ってから模試対策や共通テストメインで再び力を注ぎ始めました。
部活をやっていたときには、学校の授業の内容を理解することに力を注いでいました。平日1,2時間、休日でも3時間しかしない代わりに自分の最大限の力を発揮できるようにコンディションを整えていました。受験期も効率化を最優先し、7,8時間に留めていたと思います。時間を目標にするのでなく、内容に重点を置くのがいいと思います。
世界史や日本史と言った歴史科目は自身がどれだけそれに興味を持てるかだと思います。一度「やる」と決めてしまえば、あとは教科書を毎日読むのを守り抜くだけです。世界史の教科書の決めた範囲を移動時間にひたすら読み、半分くらい覚えたあたりでマーカーで覚えていない物をチェック、それに重点を置く感じでした。学校の進度に合わせるというよりは、こうやって教科書を自分で読んでいくのが一番成長を感じられて楽しいと思います。
元々仲が良かった友達のグループで、学校行事や遊び、勉強の話題を話すLINEグループを2年の半ばから作っていました。成績が上がらなくてお互いしんどい時には励まし合い、わからない問題は教え合い、共通テストや二次試験の問題への取り組み方を共有していました。おかげで点数が伸びた友達もいたし、遊ぶことでメンタル的にも救われたと思います。
なんで自分が勉強してるんだろうかとか思ったり、受験期には点数があまり芳しくなく泣きたくなる時があると思います。そんな時こそ仲間を頼ってください。みんなで受かっちゃいましょう!
とにかく英語や数学を大切にしてください。英単語や文法の積み重ねが3年生のアウトプットに活きてきますし、数学の公式をいかにすぐに適用できるかが時間の余裕を生みます。別に今点数を取れてなくてもいいので、この2つだけでも固めてください。
東京大学に行こうと決めたのは高2の頃、部活は忙しく、ほとんど勉強をしていなかった時に東京大学の工学部説明会に参加するために本郷キャンパスに行った時でした。単純に行きたいと思いました。キャンパスはかっこよく、設備や環境が日本一であることに憧れました。また、先輩にも東京大学の人がとても多く、全員幸せそうでより行きたいと思いました。
高校2年生の冬まで部活があり、それまでは定期試験前二週間のみ勉強し、それが終わってからは毎日学校の自習室に通って自習し、本格的な受験勉強を始めました。どんな日でもとりあえず朝七時過ぎに行って、せめて午前だけはモチベがなくともしっかりやると決めて頑張りました。夜は早く帰って早寝早起きを意識していました。電車内は勉強せず、リラックスしていました。
部活を終え、本格的な受験勉強が始まった高2の平日は学校の授業時間を除いて5時間ほど、休日は10時間ほどやっていました。基本的にずっとこれを続けていました。時期によって勉強時間を大幅に変えると、リズムが崩れ調子が悪くなるので、なるべく勉強をルーティン化していました。
どうしても勉強のモチベが上がらない時は友達とボールを蹴って遊んだり、校内を散歩したり、友達とご飯行くなど息抜きの時間を作っていました。また1ヶ月に一回程は一日勉強せず友達とかと遊ぶ日にしていました。また、自分がなぜ東京大学に行きたいのかを再度考えることによってモチベを上げていました。
受験勉強は人生に一度しかありません。どうせすると決めたなら中途半端にならずとことん上を目指してください。最後まで諦めずに自分を信じて頑張ってください。
受験勉強のない高1、高2は遊んだり部活に打ち込んだり高3になって悔いを残さないように充実した日々を送ってください。
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