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名古屋大学
僕は、農学部系は私立大に少ないということと、学費が安いという2つの理由で国公立大への進学を決断し、そのゴールに向けて高2の2学期ごろに僕の苦手教科である数学の学習計画を立てました。簡潔に言えば2年生の間は網羅系参考書には手を付けず、基礎的かつ問題数の少ない参考書で苦手分野をあぶりだし、苦手分野の把握に努め、ある程度弱点を認識して演習に進むというものです。このおかげで受験期に無駄なく学習できたように思います。
僕は、数学力の強化のために一年生から予備校に通っていました。そして、受講する中で意識したことは、わからない点はできるだけすぐに講師に聞くことです。僕に教えて下さった先生方は僕の的外れな質問にも真摯に向き合い、わかりやすく教えれました。その上、講座以外の問題についても考え方から教えてくれ、非常にお世話になりました。
僕は、受験期に健康的な生活を送ることを第一にしていました。もちろん病気にかからないようにするといった目的もありましたが、精神を安定させるというのが第一でした。受験勉強においてはストレスがたまることが数多くあります。上がらない成績への焦りや、親の説教などです。そういった悩みに対しメンタルを乱されては勉強なんてできませんでした。それを解消するため友人と話したり睡眠時間を確保して精神を落ち着かせるために健康的な生活を送っていました。
僕は、受験生がまず初めにすべきことは自分の弱点を知ることだと思います。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という有名な一文があります。これには続きがあって「彼を知らずして己れを知れば、一戦一負す。彼れを知らず己れを知らざれば、戦う毎に必ず殆うし。」という文です。要するに自分のことを知らない奴は勝てないと言っているのです。自分を知って、勝利を勝ち取ってください。
まず、僕は1年生・2年生は基本的に楽しむべきだと思います。その上で、お勧めしたいことを書きたいと思います。読書、そして学部選びです。まず読書に関してですが、共通テストは各教科で文章量が長くなる傾向にあるらしく、身に付きにくい読解力をつけることは国語だけでなく理数教科対策にも必要なことなのです。そして、学部選びに関しては単純で、すぐには決まらない上、勉強に追われて悩む時間も多くはないからです。前述の通り、楽しむことも忘れないで下さい!
元々は理系の学部に進学しようと思っていましたが、物理や化学を学んでいくうちに、本当に理系の分野で研究をすることが自分のやりたいことなのだろうかと疑問に思うようになりました。そんなタイミングで、数学で経済を分析したり、マーケティングについて学んだりする経済学部に興味を持ち、レベルの高い名古屋大学経済学部を志望しようと決めました。
3年の春までは部活動中心の生活でした。しかし、勉強もおろそかにしたくないと思い、部活動がある日も必ず塾や自宅で勉強する時間を作っていました。定期テスト前にまとめてやるのではなく、学校の課題などを毎日コツコツとやっていくことで、精神的に余裕を持って勉強することができたし、校外模試の対策の時間も取ることができたと思います。
部活動のある日は帰りが遅かったですが、課題や予習があったので、平日は毎日2時間ほど勉強していました。逆に休日は、平日が忙しい分ゆっくり休む時間を多くとっていたので、休日の勉強量は3~4時間とそれほど多くはありませんでした。
高校1年生のはじめの方は数学が苦手科目でしたが、粘り強くやっていくことで、だんだんと解法のパターンがわかるようになり、得意科目に変わっていきました。特に、問題を解いて間違えた時に、自分がどこで間違えたのかを意識することで、もう一度間違えることが少なくなったと思います。
受験期は勉強しかやることがないというような状況でしたが、モチベーションが上がらない日もありました。ですが、塾に行って友達と一緒に勉強したり、自分の好きな英語や数学の勉強から始めることで、勉強に対して前向きな姿勢を保てるように努力していました。
志望大学に行きたいという気持ちが一番のモチベーションになると思います。気持ちを強く持って、今は苦しくても明るい未来が待っていることを信じて頑張ってください。
1・2年の時に学んだ知識がしっかり定着していないと、3年生になった時に受験勉強がスムーズに進みません。今やっている勉強も受験勉強の一つと思って、頑張ってほしいと思います。
3年生の6月まで部活が続いていたため、まわりからの遅れを感じてしまうだろうと2年生の1月から3年生の春休みは特に意識して勉強をしていました。勉強自体は1年生の頃からコツコツ進めていました。具体的には社会や理科などは定期テスト範囲に合わせて習った範囲をしっかり押さえるようにしていました。2年生の冬頃からは受験を意識した勉強に切り替えていきました。
部活をやっていた頃は平日4時間程度、休日は8時間程度やっていて、部活を引退してからは平日6時間ほど、休日は12時間程度やっていました。私は朝起きてすぐに単語の勉強などを1時間程度してから学校に行き、学校についてからも1時間弱勉強時間を確保していました。長期休みは毎日12時間以上勉強していましたが、かなり精神的にも疲れてしまったので、適度に遊んだりリフレッシュの時間を取るほうが良かったなと思います。
文系だけれど一番得意だった数学は、1·2年生の頃は授業の復習と演習を行い、2年生の冬からは青チャートの例題、練習問題をすべて一度やり、できなかった問題は日付を書いておき、3回丸がつくまで何度も繰り返していきました。青チャートの問題がすべてできるようになったら、より難しい問題に挑戦していきました。苦手な分野でも得意でもっと伸ばしたい分野でも、YouTubeの動画は参考になるものが多くあったので活用していました。
部活をやっていた頃は部活で気が紛れていたけれど、引退してからは勉強だけになってしまい辛く感じることもありました。そんな時は部室で部員と一緒に勉強したりしていました。引退時期が遅かった仲間同士なので、お互いに話したりすることで励ましになったりしました。秋は模試が何週も続き体力的にも精神的にもとてもしんどくなる時がありましたが、1日何も勉強しない日を作り、勉強から距離を置くことで少し気が楽になりました。
受験勉強を始めたばかりの今、先が長いように思ってしまいますが、秋頃になると時間がほんとに足りないと思うようになり、あっという間に過ぎていきます。皆さんの努力はきっとどこかで報われると思うので、最後まであきらめないでください。
1·2年生のうちだとまだまだ受験の意識はない方が多いと思いますが、今授業の復習をちょっとしておくだけでも、3年生になったときにやっといて良かったなと絶対に思います。今しかできない学校生活や部活を楽しみながら、勉強も少し頑張ってみてください。応援しています。
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