佐賀大・熊本大が「学環」を新設。
九州大・長崎大・大分大・琉球大・北九州市立大が志願者増、
熊本大・宮崎大が志願者減か。
文中、変更点は25年→26年で表記。学部・学科等の名称は、略称で「学部(学科)」と記載。国公立大は前期日程=【前】、後期日程=【後】、公立大中期日程=【中】、昼・夜間主コース=[昼][夜]、共通テスト=共テ、個別学力検査等(2次試験)=2次、学校推薦型選抜=推薦型、総合型選抜=総合型、共テを課さない(課す)=共テ免除(課す)、実質倍率(受験者数÷合格者数)=倍率、と略記。教科・科目数は「6または7教科8または9科目(科目選択による)=6(7)教科8(9)科目」のように略記。私立大も入試方式・日程等を略記した。
● 九州大
文【前】で募集人員減(119人→109人)、やや志願者減が見込まれる。一方、薬【後】は長崎大‐薬(薬科学)の後期募集停止の影響で、薬【前】からの学内併願が増えそう。この他、前年の反動から、共創【前】・文【後】・教育【前】・経済【後】・医(生命科学・保健)【前】・歯【前】・芸術工【前】・農【後】で志願者増、法【前】【後】・経済【前】・理【前】【後】で志願者減が見込まれる。文【後】は2次から志望理由書を除外することも人気材料となりそうだ。
● 九州工業大
工を6→1学科、情報工を5→1学科に統合する。工【前】は募集人員増(225人→241人)のため志願者増、情報工【前】は前年の反動から志願者減が見込まれる。
● 佐賀大
コスメティックサイエンス学環を開設。一般選抜の募集人員は【前】18人・【後】5人。特色ある教育・研究内容のため人気を集めそうだ。
医(医)で後期を募集停止。宮崎大‐医(医)【後】、琉球大‐医(医)【後】への志望変更が想定される。教育で学校教育課程を、熊本大との「共同教員養成課程」に改組するが、募集人員の減少は小幅で、前年の反動から前・後期とも志願者増が見込まれる。経済【前】【後】は募集人員減(前期135人→120人、後期65人→50人)のため志願者減の見込み。大分大‐経済【前】、長崎県立大‐地域創造【後】などへの志望変更がありそうだ。一方、農では募集人員増(前期77人→82人、後期32人→36人)、前年の反動もあり農【前】は志願者増の見込み。理工【前】【後】は「学部一括募集→分野別募集」の変更(学部一括枠も設置)が好材料となり、やや志願者増が見込まれる。この他、前年の反動から、医(看護)【前】で志願者増、医(医)【前】・芸術地域デザイン【前】【後】は志願者減が見込まれる。
● 長崎大
薬(薬科学)で後期を募集停止し、前期で26人→36人に募集人員増。前期の志願者大幅増と難化が見込まれる。医(医)【前】は76人→66人に募集人員減(推薦型の長崎医療枠を拡大)、2段階選抜の予告倍率を「約5倍→約5.5倍」に緩和するが、2次の面接の配点増(60点→150点)が敬遠材料となり、やや志願者減が見込まれる。
この他、前年の反動から経済【前】・医(保健)【前】・歯【前】・薬(薬)【前】・情報データ科学【前】【後】・環境科学【前】・水産【前】【後】で志願者増、多文化社会【前】・経済【後】・工【後】は志願者減が見込まれる。水産【前】は鹿児島大‐水産【前】から流入しそうだ。
● 熊本大
共創学環を開設。一般選抜は前期のみ40人を募集。2年連続の文理融合の情報科学系増設で、前年の情報融合学環と同程度の人気を集めそう。その分、情報融合学環【前】はやや志願者減か。一方、文は4→1学科に統合、定員減(170人→160人)も、文【前】は2次負担減(小論文を除外)のため志願者増、やや難化の見込み。教育は学校教育教員養成課程を、佐賀大との「共同教員養成課程」に改組し、「養護教諭養成課程」を増設、学部全体で220人→170人に定員減。教育【前】は募集人員減(161人→130人)に加え、養護教諭養成課程の2次で「国語・英語から1→英語必須」に変更するため、前年の反動もあり志願者大幅減は必至。福岡教育大【前】などへの志望変更が想定される。理【前】も募集人員減(140人→125人)が志願者減につながりそうだが、理【後】は2次の配点変更(数学・理科を各150点→各300点に増加)が好材料となり、前年の反動もあって志願者増が見込まれる。法【前】も募集人員減(145人→130人)、法【後】は2次の配点変更(小論文を400点→200点に削減)が敬遠材料となり、前年の反動もあり、いずれも志願者減となりそうだ。この他、前年の反動から、薬【前】は志願者増、文【後】・工【前】【後】・医(医・保健)【前】で志願者減が見込まれる。
● 大分大
前年の反動から、教育【前】【後】・経済【前】・医(医)【前】・医(先進医療科学)【後】・理工【前】で志願者増、医(先進医療科学)【前】・福祉健康科学【前】【後】で志願者減の見込み。医(看護)【後】は後期募集停止の宮崎大‐医(看護)から流入しそうだ。
● 宮崎大
医(看護)で後期を募集停止。大分大-医(看護)【後】や宮崎県立看護大【後】への志望変更が想定される。工【前】は2次で「数学・理科各250点→数学・理科計400点と数学のみ400点のいずれか高得点を採用」に変更、工【後】は共テを8→7科目(地歴・公民を除外)に軽減。いずれも志願者増の要因となりそう。前年の反動から、教育【前】【後】・医(医・看護)【前】・地域資源創成【前】【後】・農【後】で志願者減、医(医)【後】・農【前】で志願者増が見込まれる。医(医)【後】は佐賀大‐医(医)の後期募集停止も影響しそうだ。
● 鹿児島大
工は前期で297人→280人に募集人員減、後期の2次で小論文→面接に変更。いずれも志願者減が見込まれる。また、前年の反動から、歯【後】で志願者増、法文【後】・教育【前】【後】・理【後】・医(医・保健)【前】【後】・歯【前】・農【前】・水産【前】で志願者減が見込まれる。医(保健)【前】は看護学専攻の実施方式変更(一括募集→「配点パターンa・bに分割(a=共テ重視、b=2次重視)」、2次に面接を追加)、水産【前】は2次で学科試験を3→2科目に軽減するものの、調査書点数化の追加が敬遠材料になりそうだ。
● 琉球大
教育【前】は、募集人員増(101人→110人)に加え、小学校教育コースの教科教育専攻で募集形態が中学校教育コースと合同での専修(教科)別募集になったこと、理科教育専修の2次負担減(数学を除外)もあり、志願者増が見込まれる。この他、前年の反動から、人文社会【前】・国際地域創造[夜]【後】・理【後】・医(医)【前】・医(保健)【後】・工【後】で志願者増、国際地域創造[昼・夜]【前】・医(保健)【前】・工【前】・農【前】【後】で志願者減の見込み。また、医(医)【後】は後期募集停止の佐賀大‐医(医)からの志望変更が想定され、志願者が流入しそうだ。
● 北九州市立大
全学の志願者は「24年25%増→25年16%減」。隔年現象から、外国語【前】【後】・経済【前】・文【前】【後】・法【前】【後】・地域創生【前】・国際環境工【後】で志願者増が見込まれる。
● 熊本県立大
前年の反動から、文【前】【後】・総合管理【前】【後】で志願者減が見込まれる。
前年に「志願者大幅増・合格者減」の九州産業大・西南学院大・福岡大は、反動から志願者減が見込まれる。特に合格者絞り込みが目立った西南学院大は、商・経済・法・人間科学の一般A日程の負担減(国語から古文を除外)も、人気材料とはならず、やや易化か。また、久留米大‐医(医)の前期で、1次が川崎医科大の日程繰り下げのため重複、やや志願者減が見込まれる。この他、福岡歯科大で一般C日程(英語外部検定利用可)を新規実施する。

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