
大学受験ではよく、「夏までに基礎固めをする」と言われますが、これを真に受けすぎるのはNGです。基礎固めと聞くと、まんべんなくすべてを強固にするようなイメージを持ってしまいがちです。さらに夏休みの全能感が加わると、すべてをやり切りたくなるものです。
しかし皆さんの学力は、科目や分野によって偏りがあるはずです。また、志望校の出題傾向や科目ごとの配点にも、偏りがあるはずです。学力と志望校の配点等の偏りを踏まえたうえで、夏にやるべきこと=目標を設定しましょう。すべてを完璧にするには、夏休みだけでは時間が足りません。
時間が足りずに目標が達成できないと、焦りが生まれたり、自己効力感が下がったりします。4月号記事でも言及しましたが、自己効力感の低下はモチベーションの低下やストレスにつながり、結果として学力アップも阻んでしまいます。
夏を制す第一歩は、冷静になって全能感を捨てること。そのうえで、この夏で必ずやり遂げたいことを厳選し、目標に掲げましょう。目標設定については、次ページで解説します。
夏の学習にも役立つ!勉強習慣のつくり方
4月号に掲載した粂原先生の記事では、勉強をストレスにしないための工夫をたっぷり紹介。勉強を習慣化するヒントを得て、夏の学習もストレスなく乗り越えましょう!
解けなくても良いので、夏休みに入る前、あるいは入ってすぐに過去問に目を通してください。すでに解いたことがある場合はこの限りではありません。夏休みに入る前に、目的意識をはっきりさせるためです。あれもこれもと手を出して中途半端に夏休みを終えないよう、「自分の弱点を克服する」と「志望校との差を埋める」という夏休みの目標を自覚してください。もちろん、すでに基礎ができている人は、進んでいる科目や得意分野から過去問演習に入って良いでしょう。手当たり次第に勉強するのではなく、目的を持った勉強のほうが、モチベーションも保ちやすいですよ。
時期ごとに変わる過去問活用法
過去問の活用について知りたい方は、こちらの記事がオススメ!

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