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立命館大学
私は進路決定が周りと比べてかなり遅い方で、第1希望を立命館大に決めたのは高3の秋でした。高2の頃から進路についてはよく考えていたものの、つきたい職業やとりたい資格など自分が何をやりたいのかに全く辿り着くことが出来ず、周囲の同い年の子たちが希望する進路に向けて努力する姿をみて常に焦っていました。しかし、予備校の進路アドバイザーや高校の先生方とたくさん話すうちに自分が何を学びたいのかがはっきりして志望学部を決めることができました。進路決定の場面で自分のやりたいことが見つからずに悩んでいるときはとにかく周りにいる大人と学問についての話をたくさんして、会話の中から学びたいことを見つけていくというのもおすすめです。
私は自分にとても甘い性格で勉強スケジュールを決めてもやる気が起きず実行できないことが多々ありました。その上SNSやゲームにやや依存しており、携帯を見始めると止まらない傾向にあったので秋までは1日中勉強せずに終わる日もありました。しかしこのままではいけないと自覚し、まず、連絡手段として使う最低限のアプリ以外を携帯から消しました。そして、入れ直そうと自分が考えないように電源を切ったり、そもそも携帯の使用が禁止されている予備校の自習室に籠ることで自分が携帯を見て時間を浪費することがないように徹底し、その上でどうしても勉強のやる気が出ないときには漫画などを読むのではなく、ただ息をするだけの時間を過ごすことにしました。すると次第に自分の中で勉強が楽になり、自らやりたいと思うようになったので毎日楽しい受験生活を送ることができました。
私が受験期を乗り越えられたのは勉強に対するモチベーションが高く、志望校のレベルも高い人たちの中にいたからだと思っています。特に予備校の自習室に篭っていると、周りの人たちが自分の何倍もの熱意で何倍もの時間勉強しているのが肌で感じられて、「私もやらなきゃ。」と周りの熱気に乗せられるような形で自分も何時間も勉強するようになりました。
経験上、どの科目においても、基礎・基本を蔑ろにしてその場しのぎの勉強をしてしまうと応用が解けなかったり、プロセスを理解していないから解説を読んでも何を言っているか分からないなどの事態に陥り、直前になってから基礎を1周しなければならなくなるようなことが多いです。急がば回れと思って1つずつ段階的に理解していくことが大事だと思います。
私は、受験においてスタートダッシュは早いに越したことはないと高1のときから学校の先生や進路ガイダンスの講師の方に口を酸っぱくして言われていました。ですが、部活や普段の授業で出る課題、小テストなどもあり受験のことを考える余裕がなかったので高3になるまで特に対策などをとることはありませんでした。その上で、受験勉強と学校の定期試験の勉強は違うとよく言いますが、選択科目に限っては学校の勉強がどの程度出来ているかがとても重要であり、学校の定期試験でどれ程の点数が取れているかも気にするべきだと感じます。
3年生になる直前の春休みまで部活をやっていました。部活がオフの日が週一しかなく、平日は18時頃まで毎日部活をしていたので、中々勉強時間をとるのが難しかったです。しかし、毎日部活が終わってから3時間は必ず勉強すると決めて、塾に毎日行っていました。3年生になり、部活を引退した後は空いている時間は毎日塾に行き、勉強をするようになりました。
部活をやっていたときは平日3時間やっていました。引退してからは、朝は早く学校に行き、一時間自習室で勉強していました。なので、引退後の平日は毎日7時間ほど勉強していました。土日は10時間から11時間半ほどやっていました。
中々成績が上がらず、悩んだり受験をもう辞めたいと思ったことが何度もありました。しかし、学校に行けばたくさんの友達がいて、自分の悩みを打ち明けると友達も私の同じようなことで悩んでいたりして、みんなも悩んでいるんだと思うととても心が軽くなりました。夏休みもずっと1人で勉強するのではなく、たまには友達とご飯を食べて人とコミュニケーションをとることがとても大事だと思います。あまり1人で抱え込みすぎないようにしてほしいです。
受験勉強は本当に辛いです。しかし、自分が後悔しない選択を選んでください。私は後期入試の追加合格で立命館大学に合格をもらいました。みなさんも最後まで諦めず、やり切ってほしいです。応援しています。
学校の定期テストに真面目に取り組めば、3年生になったときにとても楽になると思います。頑張ってください。
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