
併願先の合格率を見ますと、早稲田大学の商・政治経済・社会科学部は10%台後半~30%台前半とかなり低くなっています。これは、早稲田大学・慶應義塾大学の両方に合格して早稲田大学に入学した人が抜けた分だけ合格率が低くなったようです。また、明治大学の商学部の合格率も60%とやや低めですが、これは全学部統一入試(国語が必須)や共通テスト利用入試での苦戦が考えられます(慶應義塾大学は国語の代わりに小論文が必須)。
併願先は、東京理科大学・早稲田大学の理工系学部が目立ちます。特に東京理科大学は合格率が70%台前半~80%台後半と高く、独自入試と共通テスト利用入試をうまく組み合わせて受験し、確実に合格を決めた人が多かったようです。一方、早稲田大学は独自入試での苦戦が目立ちました。慶應義塾大学の理工学部は東京大学の併願先にもなっており、このような高い学力レベルの人たちが激戦を繰り広げていることがわかります。

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