※記事中では一部書名を省略しています。
後半戦では、これまでインプットした定理・公式や典型問題の解法をアウトプットして、自分の頭で考えて解くことが重要になる。『大学入試数学 落とせない必須101題』シリーズ(レベル1はスタンダードレベル、レベル2はハイレベル)で標準的な入試問題をひと通り押さえたら、各自の志望に応じて、ここに挙げた問題集に取り組もう。
このとき、どこまで難易度の高い問題にまで手を出すかは、志望校の問題の難易度や合格ラインを見て判断すること。数学の場合、「問題自体の難易度は高いが、合格ラインは高くない」のか「標準レベルの問題が多いが、合格ラインは高い」のかによって、対策法が変わってくる。よく見極めて、どの問題集を使うのか、どの問題を解きどこまでの正答率(完成度)を目指すのかを判断しよう。

大学入試数学 落とせない必須101題
スタンダードレベル/ハイレベル [かんき出版]
合格ライン到達のカギとなる小問を集めた問題集。間違えやすい解法も掲載し、自学しやすい。

レベル2については、文系は『文系数学の良問プラチカ』、理系は『やさしい理系数学』まで終わらせ、余裕のある人は『ハイレベル 数学の完全攻略』シリーズに取り組もう。どんどん解き進めるのではなく、じっくり問題と向き合ってほしい。なお、高難度の『上級問題精講』シリーズ、『ハイレベル理系数学』については、無理に手を出す必要はない。
数学は演習量への不安から、いろいろな参考書や問題集に手を出しがちだが、増やしすぎないことだ。1題1題とじっくりと向き合い、自分で解法を導き出せるようになることを目指そう。そのためにも、わからなかった問題の「答え」は見ても、「解説」はすぐには読まないこと。その答えにたどり着くためにはどうしたらいいのか、自分で考えて試行錯誤する時間を大事にしてほしい。

入試精選問題集
文系数学の良問プラチカ
数学Ⅰ・A・II・B・C
四訂版[河合出版]
入試問題の出題傾向と特徴を分析し、標準~発展レベルの問題の中から《頻出・典型・良問》を厳選した1冊。

やさしい理系数学
三訂版[河合出版]
理系の受験生に必須の50のテーマ・典型問題を掲載。演習問題も150題収録し、別解も多数紹介されている。
過去問と実戦問題集を軸に
必要に応じて対策本で補強する
共通テスト対策の教材は、「対策本」「実戦問題集(模試問題集)」「予想問題」の3種類。難関国公立大を目指す人は、過去問に加えて、実戦問題集と予想問題に取り組めば十分だろう。配点や目標点によるが、中堅国公立大を目指す人や、難関志望でも共通テストに不安が残る人は、右に挙げるような対策本にも取り組んで共通テスト対策をしっかりと固めておきたい。例年、河合塾のプレテストが11月に実施されるので、そこを目安に10月中にはひと通り対策を終わらせておこう。
対策本
実戦問題集
予想問題
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