
「併願校には、時間もお金もかけたくない!」「でも、合格は欲しい!」そんな受験生のわがままを、個別指導塾の経営者で、多くの受験生を合格に導く“コバショー先生”が実現!?ローコストな併願先選びの鉄則を解説します!

こばやし・しょう◎東京大学法学部第1類卒業。経営コンサルティング会社勤務を経て、株式会社キャストダイス、個別指導塾CASTDICEを設立。自ら指導現場に入り、東京大学や国立大学医学部を中心に合格に導く。教育系YouTubeチャンネルを運営するほか、メディア出演多数。“コバショー先生”の愛称で知られる。

「とにかく合格すること」を併願校選びの条件にするなら、合格可能性の高い大学を受けることです。
まず、受ける大学の偏差値レベルを下げること。たとえば同じ募集人員100人でも、合格者を100人出すA大学と500人出すB大学では、B大学のほうが偏差値が低く出る傾向があります。募集人員に対する合格者が多い→合格する受験生の学力が幅広い→結果的に偏差値が下がるからです。偏差値が高い=合格可能性の低い難関大ばかりを受験して“全落ち”とならないためにも、さまざまな偏差値帯の大学を受けることをおすすめします。
次に、過去問との相性が良いことです。偏差値が低くても、苦手な出題形式だったり苦手分野が頻出だったりして、得点できないこともあるからです。過去問との相性は偏差値以上に重要なので、過去問を解いてから併願校を決定することをおすすめします。


偏差値以上に過去問との相性が大事だと言ったのには、理由があります。併願には、さまざまなコストがかかります。過去問演習という対策コスト、受験料をはじめとする金銭コストなど。特に対策コストは、第1志望校対策のための時間を圧迫しますから、可能な限り削減したいコストです。
相性の良い過去問と悪い過去問、どちらの対策コストが高いかというと、圧倒的に相性の悪い過去問ですよね。相性の悪い入試を課す大学は、合格可能性が低いうえ、第1志望校の対策時間を圧迫する、最もコスパの低い併願校と言えます。
下に、併願受験のコストを挙げました。次ページからは、これらのコストを削減しつつ、合格を確保する考え方を解説します。

本音を言うと、「行きたい」と思えない大学は、受けないほうが良いと思います。併願校選びで良くないのは、学校の先生や保護者にすすめられた大学を言われるがまま受けてその大学しか合格できず、行きたくなかった大学に4年間通うことです。今回お話しすることは、あくまで「受かる」という観点での効率的な大学選びです。不本意な入学につながらないように、大学の特徴や自分の興味なども併せて最終判断しましょう。せっかく新生活が始まるのですから、明るい気持ちでスタートすることが大切です。周りがすすめる大学を受けてはいけないことはありませんが、受験前に自分なりに大学を調べて「良い大学じゃん、教えてもらえて良かったな」くらいの気持ちで、試験に臨んでほしいと思います。
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