私立大学では、学内併願の回数が増えるごとに合格率がアップする傾向が見られます。下の図のように、同志社大学でも同様の傾向があり、5回・6回の受験では合格率が50%を超えています。これは受験経験を積むごとに、出題傾向への対応力が増してくるからだと考えられます。したがって、戦略的に学内併願を活用することは、合格可能性を高める一因となります。また、他大学のデータでは、独自入試方式だけでなく、独自入試方式と共通テスト利用方式の両方を受験した生徒のほうが合格率は高いことも確認されています。

学内併願では、同じ学部・学科でも入試方式によって合格最低点(得点率)は同じであるとは限りません。下の図に示した、立命館大学の2025年一般選抜の例を見ると、経済専攻・経営学科とも入試方式によって合格最低点(得点率)は異なります。この差を分析し、どの方式で受験するか検討することが大切です。また、予備校が算出している合格難易度や、実質倍率(=受験者数÷合格者数)も参考にして、学内併願プランを組みましょう。

学内併願では、複数の異なる学部を受ける場合もあると思いますが、どの学部を受けるにしても、学べる内容は確認しておきましょう。例えば、文系受験生が文学部と経済学部を併願する場合は、各学部で学べる内容を大学案内やHPなどで確認し、入学しても良いと納得した上で受験することが大切です。また、あまりにも多くの受験日程を組んでしまうと、体力的にも精神的にも疲弊し、かえって成果が得られないことにもなりかねません。
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