学内併願で複数の学部・学科や入試方式を受験する場合、出題傾向・形式に大きな差がなければ、過去問を有効に活用することで無駄の少ない学習計画を立てられます。例えば、同志社大学の2025年一般選抜では、全学部日程と学部個別日程で出題形式・内容に共通点があります。理工学部機械システム工学科の数学では、どちらの日程も大問数は4題であり、第1問は穴埋め、第2~4問は記述式となっています。また、数学Ⅲに関する出題が多く、問題の難易度に大きな差がないため、共通の対策を効率よく行えます。
学内併願をすると受験料が割引になる場合があります。下の表に示したように、中央大学では5学部共通選抜と学部別選抜で併願割引制度を設けており、受験料が2出願目以降は1出願につき15,000円に割引されるため、受験生や保護者にとって経済的な負担軽減につながります。他大学にも様々な併願割引制度がありますので、入試方式や科目、合格最低点、学べる内容とともに調べてみましょう。このように学内併願をすると合格の可能性を広げつつ受験料も節約できるというメリットは、併願戦略にぜひ活かしてください。

Aさんは第1志望校に複数回出願し、初回の試験では緊張のあまり力を十分に発揮できずに不合格。しかし、回数を重ねるごとに会場の雰囲気や出題傾向に慣れていき、最後の試験では落ち着いて解答できて、見事第1志望校に合格することができました。
Bさんは興味のある分野を学べる第1志望学科を選び、その大学内で第2志望として他の学科を選んだのですが、そこで学べる内容を調べていませんでした。その結果、第2志望学科のみに合格した後に学びたい分野が学べないと気づき、受験をやり直すことになってしまいました。

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「螢雪時代(2025年11月号)」
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