河合塾
藤田 貴志 先生
数学的読解力と計算力を向上させる独自の指導法を展開。認識に関する評価基準を取り入れた自己評価の仕組みを構築。高等学校の定期テストや実力テストにも双方向型学習が実現できる数学学習・評価支援システムを開発中。

なんとなく解けていた問題も、「なぜ正解か?」を説明できるようにして判断の精度を高める。
70分の通し演習にこだわらず、一度解いた過去問や模試を単元ごとに細かく区切って解く。
正解だけでなく、不正解の選択肢に含まれる誤りの理由にも目を向けて、理解を深める。
教科書や典型問題を活用して、定理や公式がどのような場面で機能するかを理解し直す。
常に効率を意識した処理方法を模索しつつ、体に染み込ませるように練習を重ねて定着させる。
残り30日で得点力を伸ばすには、「形式への慣れ」と「判断の精度向上」の両立が重要となる。まずは過去問や模試を通して設問形式の特徴を把握し、選択肢の先読みや視覚的整理といった処理の流れをつかもう。演習では、制限時間を設けて得点重視の取り組みをする日と、根拠を明確にしながら正答までの思考プロセスを丁寧に確認する日を分けることをおすすめしたい。各演習後には、「なぜこの判断をしたのか?」を振り返るとともに、誤答の選択肢に含まれる誤りを言語化し、理解の深化と思考の精度向上を目指そう。
現状得点別アドバイス

演習後は、教科書に戻って概念や定理の意味・意義を丁寧に再確認しよう。制限時間を気にせず、正しい知識に基づき根拠ある判断を行う練習を通して、思考の軸を確立したい。

問題に対して、テンポよく見切る訓練と、もう少し粘る姿勢とのバランスを意識しよう。毎回同じではなく、モードを変えて取り組み、感触を確かめつつ自分に合う戦略を磨く。

共通テストは時間との戦いだ。本番では、まず全体をざっと見渡し、分量や設問構成を把握しておく。解き進める中で行き詰まった問題には固執せず、いったん飛ばして後回しにする判断が得点を左右する。空欄が二重枠の択一式問題では、選択肢を先に見て着眼点を見極めてから解き進めるとよい。マークは1問ごとよりも、ある程度まとめて記入するほうが効率的だ。最後に、マークミスや判断ミスを見直す時間を確保しておきたい。

空欄が二重枠の択一式問題では、解き始める前に選択肢を確認しておこう。選択肢内にヒントや制約が隠れていることが多く、設問の意図や注目すべき観点をつかみやすい。思考の方向性が明確になり、余計な作業も省ける。

要点を抽出した図をこまめに描き、効率的な状況把握に努めよう。また、計算の途中結果を線で囲んで強調したり、思考の流れを矢印でつないでおくと、情報が視覚化されて出題の意図や設問間の関係にも気づきやすくなる。

面倒な計算はすぐに取りかからず、「前の結果を流用できないか?」「この式の意味を考え、作業を省けないか?」「結論から予想して、見通しよく計算を進められないか?」などに注意して、二度手間や遠回りを回避しよう。





Point1
大問選択や解答順序は事前に決めておく
Point2
大問全体の流れと設問間の関係を常に意識する
Point3
グラフや図形を活用して、計算量を減らす
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