
いよいよ夏休み。ヤル気に満ちている受験生も多いのでは?しかし、その全能感は危険かも!?受験勉強の識者に、夏を制すための鉄則を聞きました。

くめはら・けいたろう◎京都大学経済学部に首席入学(経済経営学科卒業)。オンライン個別指導塾「となりにコーチ」を運営。マンガ『ガクサン』(佐原実波/講談社)の監修を務めるなど︑学習法や学習参考書に詳しい。2019年から3期連続(65〜67期)競技かるた名人位。
学校の授業がなくなり、朝から晩まで自由に使える時間ができる夏休み。この40日間にやりたい問題集や高い目標を掲げている受験生は多いでしょう。たくさんの課題を自分に課す志の高さは立派ですが、夏休みの40日間は意外と短いものです。1日10時間、休まず勉強したとしても400時間。夏休みに入る前にまずやるべきことは、「夏は意外と短い」という自覚を持つことです。
また、夏休みに入る前から「遅れは夏休みに取り返す」「基礎全体を底上げする」と考えている受験生も多く見られますが、夏休みに過度な期待をかけないこと。多すぎるノルマや漠然とした大きすぎる目標は、夏休みだけではやり切れません。今できることは、今終わらせましょう。無限に時間があるように錯覚して、根拠のない全能感を持ったままでは、貴重な40日間を無駄にしてしまいます。
カレンダーで見るとわかるように、夏休みは大体5週間程度。国公立大志望で5教科必要だとしたら、1教科あたり1週間しか費やせません。1日10時間勉強するとして、1教科あたり1日2時間(予備日を除くと5日間のため)です。こう考えると、意外と時間がないことがより実感できると思います。まずは自分がやるべき課題を明確にしましょう。深刻な課題であるほど時間もかかりますから、優先順位をつけることが大切です。


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