河合塾
鹿子島 康二 先生
現代文を中心に国語科全般の授業を担当。モットーは「語学の才能=努力」で、わかりやすい指導は定評がある。『螢雪時代』特集記事のほか、「大学受験パスナビ」では入試問題の解説を執筆。

古文・漢文では知識問題の配点が例年45~55%を占める。和歌や漢詩の知識も併せて再確認する。
次善・三善の解答順も試しておき、想定外の事態があっても焦らないように準備する。
2025年共通テストはセンター試験時代の出題に近似していたので、対策として活用したい。
練習問題が数少ない実用的文章は、今までに受験した模試の解説を熟読して攻略法を体得する。
表現意図や表現の特徴を問う問題、和歌や漢詩の解釈などは過去問で対策する。
共通テストでは、古文の語彙や漢文の文字・句形の知識といった知識を問う問題の配点が大きく、総計すると例年60~80点強になる。この貴重な基礎点をすべて得点できるように、今まで用いてきた基礎問題集で再確認しよう。また、文学的文章の表現の特徴を問う問題や、和歌・漢詩の解釈など、表現についての問題も40~60点の配点があるので、ここで差がつきやすい。これらはセンター試験に出題例が多いので、過去問を利用して攻略法をつかんでおきたい。実用的文章の攻略法は、模試の解説を熟読して体得するのが早道だ。
現状得点別アドバイス

まずは30~40%強の知識問題を確保できるように知識事項を再確認しよう。ここに実用文対策と選択肢吟味の手法(下記「実戦解答術」テクニック①)が加われば、8割以上得点できる。

表現意図を問う問題(第1問)・表現と内容の特徴を問う問題(第2問)・和歌や漢詩の問題を完答できるようにする。センター試験の過去問を演習して鍛えるとよい。

各設問の取りかかりとして、知識問題から解答することをおすすめする。基礎点を手早く確保することで、気持ちも落ちつくはずだ。実用文以外の各大問は難易レベルがほぼ平準化しているので、得意な分野から順番に解き進めよう。ただし、本番では往々にして想定外の事態が生じて解答順の変更を余儀なくされることもある。こうした場合にマークミスが生じやすいので、次の大問に移るタイミングでこまめにマーク記入をしておくとよい。

選択肢は複数の要素を組み合わせて作られるため、「読点が2つ=チェックポイントは3つ」ということになる。漫然と選択肢全体を見るのではなく、読点ごとに選択肢を区切ってから相互に比較すると、効率的に答えが出せる。

第2問の選択肢は本文を置換して作るため、どれも根拠薄弱に見えて迷いやすい。文学的文章の目的はイメージ喚起力の確認だから、場面や選択肢の内容を具体的に思い描けるかが勝負だ。一方で、論理的な正しさも確認しよう。

会話文型の設問はアクティブ・ラーニング(能動的学修)の学習を紙上で実践するものなので、実際に会話に参加する意識で解くと、設問部の前後の手がかりをつかみやすい。友人と討論する状況を思い描きながら解くとよい。



Point1
知識問題を最初に片づけて基礎点を固める
Point2
わからない問題は5分で見切り、次の問題へと移る
Point3
こまめにマーク記入をしてミスを防ぐ
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