駿台予備学校
大森 徹 先生
苦手な生物を得意に変える救世主として有名。『大森徹の最強講義126講 生物』『共通テストはこれだけ!生物基礎』(ともに文英堂)、『生物基礎問題精講』『大森徹の生物実験・考察問題の解法』(ともに旺文社)など著書多数。

各大問の問1は知識のみで解けることが多いので、ここを確実にとれるようにすることがまず重要だ。
分野横断型問題として「進化」を絡めた問題が最も頻出なので、関連単元の演習量を増やす。
最も難易度が高くなると予想される「遺伝子発現の調節」を扱う問題演習を強化する。
植物名を丸暗記するのではなく、「バイオーム」の理解を図る。「遷移」と絡めた演習は欠かせない。
まずは数値間の関係を図解し、それらの対応関係をつかむとよい。桁数にも注意すること。
残り30日なので、教科書を冒頭から復習するような時間的余裕はない。過去問だけでなく、予想問題集なども用いて問題演習量を増やそう。正誤に一喜一憂せず、自分の弱点を発見するために問題演習を行うとよい。見つかった弱点については、「知識が曖昧だったのか?」「考察問題で、なぜヒントを見抜けなかったのか?」「時間配分で失敗したのか?」など、細かな分析を行いたい。曖昧だった知識は、教科書や参考書に戻って確認すること。考察問題に関しては、ヒントの所在を探るとともに、その使い方を研究しよう。
現状得点別アドバイス

知識を直接問う問題でなくても、考察する際の前提となる知識は不可欠である。曖昧な知識を正確な知識に改善して定着させるだけでも、得点力はまだまだアップする。

得点力アップの最後の切り札は、実験考察問題の精度を上げることだ。複数のグラフやデータの読み取りの演習量を増やすことで、より速く、自信を持って解答できるだろう。

全体的に問題量が多く、時間に余裕がないので、時間配分は非常に重要になる。また、出題形式として、「前の設問の解答を使わないと次の設問が解けない」ということは絶対にない。つまり、「問3が解けなくても問4以降は解ける」というように、設問が連動しない工夫がされているのだ。したがって、1つの設問につまずいても、そこにこだわらずに次の設問に進もう。1問に時間を浪費し、時間不足に陥ってしまう事態こそ避けたい。

選択肢の数が多い場合、まず明らかに誤りとわかるものを消去するとよい。組合せで選ぶ問題の場合も、明らかに誤りとわかるものを1つでも含む選択肢を消すだけで、選択肢の数を一気に1/3程度に減らすことができる。

例えば、設問に「下線部①に関して…」や「実験Ⅰより…」と書かれていたら、下線部①や実験Ⅰの部分だけで解けるようになっている。最後まで問題文を読まず、他の実験まで見ずに解くほうが効率よく、混乱も避けられる。

複数のグラフが登場すると難しく感じて怯みがちだが、まずは各グラフにおいて顕著な“点”に注目する。そのうえで、それぞれのグラフで同じ条件になっている“点”を比較する。それだけで解ける問題も案外多い。

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