
脳科学者
西 剛志 先生
東京工業大学(現東京科学大学)非常勤講師や特許庁を経て、T&Rセルフイメージデザインを設立し、4万人以上のパフォーマンスアップを支援。メディア出演多数。著書に『脳科学者が教える集中力と記憶力を上げる 低GI食 脳にいい最強の食事術』(アスコム)などがある。

脳を働かせるためには糖質が必要です。ただし、大量に糖質を取ると血糖値が急上昇し、インスリンというホルモンが大量分泌されることで血糖値が急激に下がります。こうなると脳の働きが鈍くなり、エネルギー不足に陥ってしまいます。これを解決するのが食後の血糖値の上昇を抑える“低GI”食と呼ばれる食品を取り入れた食事です。血糖値の上昇がゆるやかになることで、記憶力や集中力の向上、眠気を抑える効果などが期待できます。
低GI食品の基本は3つ。「甘過ぎるものには注意」「炭水化物は白いものより茶色いものを選ぶ」「食物繊維が豊富なものを取り入れる」です。甘いジュースなどは避け、ご飯なら白米より玄米、パンなら白いパンよりライ麦パンが低GIです。野菜など食物繊維が豊富な食材は、お子さんの日々の食事に積極的に取り入れることをおすすめします。納豆などの大豆製品やチーズ・牛乳などの乳製品にも低GIの効果があります。
受験生のお子さんに夜食を用意する際は、食物繊維が豊富な小豆系の和菓子やバナナ、高カカオチョコレートなどをおすすめします。これらは、試験本番の軽食にも最適です。
学習能力に影響するDHAが豊富に含まれる中トロや青魚なども、本番直前の時期に取り入れたい食材です。貝類や鶏の皮に含まれるグリシンは睡眠の質向上につながるので、夕飯に取り入れてください。試験前日や当日の朝も、低GIの食品を取り入れた食事をお子さんに提供できるといいでしょう。

保護者が低GI食品にこだわり過ぎて、子どもの食事に過度の制限をかけるのは避けましょう。「ラーメンを食べたい」など、子どもの欲求も尊重し、無理なく少しずつ、日々の食事に低GI食品を取り入れてください。また、家族で食事を楽しむことで、ストレス軽減効果が期待できます。
この続きを読むには
に登録(無料)が必要です
さらに旺文社のサービスで
この他にも便利な機能が!
詳しくはこちら




