
2027年入試に向けた受験勉強が始まる。まだ学校行事も部活などもある中で、何を優先して取り組んでいけばよいのか。その優先課題を実行するためのアドバイスを堀 浩司先生に教えていただいた。さらに、それを踏まえ、『螢雪時代(2026年4月号)』付録「螢雪手帳」を活用した計画の立て方も解説する。

龍谷大学高大連携推進室アドバイザー。滋賀県の公立高校(守山高校、草津東高校など)で進路指導部長、SGH推進室長等を務め、数多くの生徒を志望校合格に導いてきた。担当教科は国語。2009年度文部科学大臣優秀教員として表彰を受けた。
※4月~1月の「学校行事・イベント」は主なものを一例として示したが、高校等によって異なる。

志望校の入試科目・配点や過去問(合格に求められる力)を念頭に置いて、年間計画を立てましょう。例えば、夏休み終了までに基礎のインプットを完了し、苦手科目・分野を克服する計画を立てたら、その達成に向けて月単位の学習目標を設定します。この時期は授業の予習・復習が最優先。授業内容の定着を図りつつ、「部活や学校行事で時間がない中でも、問題集や参考書をこれだけ進められた」という実績を残していきましょう。

中間テスト対策を通して、科目・分野ごとに教科書レベルの内容を完全に定着させましょう。範囲が決まっている中で見つかった弱点の補強が最優先課題です。必要に応じて問題集や参考書も用いながら、抜け・漏れを確実に埋めていきましょう。部活の最後の大会が近づきつつありますが、学校(授業・予習・復習)に軸足を置き、学習課題を着実に遂行して「文武両道」を全うしましょう。部活を言い訳にしないこと!

燃え尽き症候群に陥らないよう、部活引退後はスパッと気持ちを切り換えましょう。引退後に生まれた放課後の時間を持て余すことのないよう、学習習慣(時間の使い方)のモードチェンジを図ります。期末テストは中間テストと同様、教科書レベルの内容の定着度を、模試は受験生本格スタート後の学習到達度を確かめます。期末テストや模試は受けっぱなしにせず、しっかり復習し、できなかった問題は確実に解けるようにすること。

これまで受験した模試の結果を分析し、各科目・分野の学習到達度を正確に把握すること。そして、志望校の合格ラインを超えるには、夏休みに「どの科目の何を、どれだけやる必要があるか」をリストアップします。次に、夏休みの総学習時間と、科目ごとの学習時間を見積もり、優先順位の高いものから計画表を埋めていきます。夏休み前の三者面談では、「自分はこの計画で学力アップを図る!」と先生や保護者に宣言しましょう。
勉強がほとんど
計画通りに進まない
計画に無理が生じた場合は、日曜日を「調整日」に設定し、1週間単位で帳尻を合わせられるように学習計画を組み直しましょう。学習の達成度や結果を「螢雪手帳」に書き込などして「見える化」し、小さな達成感を感じながら日々を過ごすのが、うまくいくコツです。
判明した弱点を急いで
補強しなければならなくなった
弱点補強を優先しましょう。補強にある程度の目途がついてから、修正計画を立てればOK!弱点補強や苦手克服がうまくいけば、「さぁ、次は…!」とエネルギーが湧き、かかる時間の見積もり精度も上がります。優先順位に合わせて柔軟に計画を修正しましょう。
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