

たとえば、「この症状にはあの薬が効くのではないか」という医師の診断。この根拠にはデータサイエンスが深く関わっている。対象となる患者群や収集すべきデータを設計し、結果を分析する。大まかな例だが、データサイエンスはこのように健康・医療の発展に不可欠だ。
医学部と附属病院がある横浜市立大学に、2018年に設けられたデータサイエンス学部では、専門科目に「医療統計学」があり、医学分野へのデータサイエンスの活用を学ぶことができる。同大学院データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻で、医師や薬剤師など医療従事者がデータサイエンスを学び直していることからもわかるように、健康・医療分野の課題解決に不可欠な医学とデータサイエンスの知識の両方を、学部の段階で身につけることができる。
同大学では人々が安心して暮らすため、突発的な病気に備えて医療機関をどのように配置するかといった空間的分野の研究も。ひと言で健康・医療と言っても、データサイエンスを応用した幅広い研究が行われている。
2027年度から入学定員を120名に倍増。カリキュラム再編も予定され、統計学や計算機科学などデータサイエンスの基盤を体系的に学べる科目群と、データサイエンスを実社会の課題解決につなげる力を養うため3つの科目群「都市・環境」「経済・社会」、そして「健康・医療」が設定されている。より健康・医療分野に役立つ学びが充実する。

企業や官公庁などで活躍するゲスト講師によるセミナーで、実社会でのデータ活用事例に触れられる。
データサイエンス学部
教授 冨田 誠 先生

首都圏に位置する本学は、医学部とデータサイエンス学部を併せ持つ数少ない大学です。医学では理系知識だけでなく患者さんとの対話力や人文・社会的な要素も重要。本学部では理系の方はもちろん、文系の方も受験可能な入試や、入学後の教育課程を編成しています。
この続きを読むには
に登録(無料)が必要です
さらに旺文社のサービスで
この他にも便利な機能が!
詳しくはこちら




