
大学時代の4年間は、実際に奨学金を受給する期間だ。意識したいのは、繰り返しになるが「奨学金は自分が将来稼ぐお金の前借り」であることと、「奨学金の返済に困らないような企業に就職できるよう、就職活動に向けた準備をすること」だ。
「単位を取得するのは大前提です。そのうえで、就職活動につながるような様々な経験を積みましょう」と内村先生。大学生のキャリア相談にも多数対応してきた経験から、「基本的には大学での学びや自分の興味関心、時代のニーズに合う職業を選ぶといいでしょう。ただし、奨学金の返済を念頭に置くと、給与や福利厚生の優先順位は自然と上がるはずです」と解説する。
就職活動では、面接などで「学生時代に力を入れたこと」について説明する場面が多々ある。内村先生によると、学業はもちろん、趣味やサークル、アルバイト、留学などに「半歩前に踏み出す意識で取り組むこと」が重要だという。「まずは何でもやってみること。もし失敗しても、それは挑戦したからこそで、失敗も含めて貴重な経験です」と指摘。「就職活動では挫折経験についてよく質問されます。これは、その人が挑戦した経験があるのか、挑戦できる人なのかを知りたいからです。就職活動に生かすためにも、少し勇気を出して様々なことに挑戦しましょう」と話す。
「大学時代に頑張る経験のうちに、家計管理もぜひ入れてほしいです」と内村先生。具体的には、奨学金とアルバイト代、保護者からの仕送りで月々の収入がいくらになり、出費はどれくらいになるかを把握することだ。「将来、社会人として奨学金を返済する際のイメージができると思います」と経済的自立の第一歩として推奨する。
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