続いては、逆転合格が叶わなかった受験生のエピソードを見てみよう。心当たりがある読者は要注意!


先生が「合格は無理かも」と思った理由
模試の結果やデータばかり気にして、自信がない印象の生徒でした。「合格したい」という気持ちはありましたが、その大学に行く目的までは見えていなかったようです。

なぜDさんは合格できなかったのか
過去問分析やデータなど情報収集には熱心でしたが、自己分析が甘く、弱点の克服に消極的でした。難問に挑戦→解けない→解答を見る→理解した気になる→放置…と、理解できていないのに表面的な「答え合わせ」に終始してしまい、実力が身につきませんでした。

Dさんに足りなかったのは何か
情報に惑わされることなく、自分と向き合い、基礎からコツコツ学習することです。予備校で講義を聞くだけで満足してしまったり、他人に影響されて使用する問題集を変更するなど、自分の力で考えて取り組む姿勢が弱かったのだと思います。「どこかに最善策がある」と、心の底で思っていたのかもしれません。学習に即効性を求めず、基礎から順に積み上げていくべきでした。


先生が「合格は無理かも」と思った理由
将来は医者になりたいと話していた生徒でしたが、医学部に受かるほどの勉強時間を確保しているように見えませんでした。意思確認と、勉強方法と内容を聞いて、まずは勉強量を増やすように伝えました。しかし、大きな変化はなく、次第に言い訳が増えました。

なぜEさんは合格できなかったのか
この生徒は「効率よく学習したい」「できれば勉強したくない」というスタンスで、基礎を疎かにして過去問にばかり取り組んでいました。自分の弱点と向き合えず成績が伸びないので、気まずいのか、進路指導室に相談に来ることも減り、サポートや指導をするのが難しくなってしまいました。

Eさんに足りなかったのは何か
夢を叶えたい、大学に入りたいという明確な意志と、あきらめの悪さ、努力です。他人のアドバイスや、学力不足を素直に受け止める力も必要でした。もっと担任や進路指導教員を頼って、客観的に自分を分析する機会を持ってほしかったと思います。

なぜその大学に行きたいのか、大学で何をしたいのかが不明瞭です。志望の意志を貫けず、途中であきらめてしまいます。
絶対的な学習量・学習時間が不足しています。心のどこかで「学力が突然上がる魔法」の存在を期待していて、学習成果に即効性を求めています。
問題が解けないとすぐに解答を見て理解した気になったり、予備校の講義を聞くだけで満足したり、自分で考えることを疎かにしてしまいます。
学校や先生を頼らず、一人で解決しようとします。自分を客観視できず、学力が伸び悩む要因を見つけられません。
授業中に居眠りをしたり“内職”をしたり、学校の授業を蔑ろにするのはかえって非効率です。授業の内容をその場で理解・記憶するつもりで臨み、受験勉強の時間に換えましょう。
模試の結果や偏差値など、目の前の数字や情報ばかりを気にして、気持ちが揺らぎます。自信もやる気も失います。
基本的に勉強が苦痛で、タイパやコスパを重視します。地道な基礎固めを疎かにして、難問ばかりを解こうとするため、いつまでも基礎が身につきません。
自分に甘く、規則正しい生活を継続できません。スマホやゲーム、友人からの誘惑を断てず、自分のペースを乱します。やるべきことを先送りにしがちです。


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