
記事の最初に、義務感やプレッシャーがあると勉強がつらくなるという話をしました。これらは、周囲の期待を強く意識することで生じる場合があります。つまり、自分の意志で勉強していると思えれば、勉強へのつらい気持ちは減ります。「受験生だから仕方ない」と受け身の気持ちではなく、「大学に行って、あの分野を学ぶために勉強している」「将来、あの仕事に就くためにやっている」など、自分の意志や目標、得られる報酬につながっていることを再認識しましょう。
それだと漠然としている、と感じてしまうなら、「化学の勉強は、大学でも実験の授業で役立つはず」「いま英単語を覚えておけば、海外留学のときにラク」と、勉強が直接もたらす利益に目を向けるのも良いですね。
目標は、自分でコントロールできるものであることが大事、と先述しました。目標達成のための学習計画も、自分でコントロールできるものにしましょう。日々のタスクは「絶対に行う最低限のもの」と「余力があれば行うもの」に分けます。準備などのハードルが低いほど勉強を始めやすいように、簡単・ラクに終えられると思える課題ほど軽い気持ちで取り組めます。最低限のものでも、終えられれば達成感が得られますし、余力があればと設定しておいた分まで終えられたら、さらに達成感や自己効力感が上がります。
逆に、達成できないと「どうせ自分なんて」とネガティブになってしまい、さらに勉強がつらくなってしまいます。自分が無理なく実行できるレベルに収めることが、達成感とモチベーションの維持につながります。
外山先生より
モチベーションを左右する要因には、自分でコントロールできるものと、そうでないものがあります。自分でコントロールできるものに目を向けて、自身でできる対処から実行してみましょう。そもそも、「勉強はつらくて当たり前」と考えると、少しだけ気持ちがラクになりませんか?頑張れない自分を責めすぎず、行動を始める工夫をしてみてください。


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