大学概要

原則として、2023年5月に行った各大学へのアンケートを基に編集・掲載しています。

奨学金制度海外単位互換大学院学生寮部・同好会
給付貸与留学研修学内学外修士博士男子女子文化系体育会系同好会
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沿革

研究第一・門戸開放の伝統
 東北大は、東京大・京都大に次いで3番目の帝国大学として、明治40年に設立された。
 昭和24年、文学部、教育学部、法学部、経済学部、理学部、医学部、工学部、農学部をもって新制大学となる。同28年大学院、同40年歯学部、同47年薬学部を増設。同48年、文・教育・法・経済学部が川内キャンパスに移転。
 開校以来「研究第一」「門戸開放」「実学尊重」を建学の精神としている。
 なお、専門教育や大学院教育への展開に向けて不可欠なシステムとして「全学教育」を導入している。全学教育は学部専門教育ではできない基盤教育として実施している。基幹科目、展開科目、共通科目の3類構成で、主に1・2年次を対象としている。

学生数・教員数

教員数
教授925・准教授745・講師900(常勤199・非常勤701)・助教1,135。うち外国人教員357
学生総数
男7,746・女2,898、計10,644
新入生総数
2,444

LIFE & STUDY

■課外活動 学業以外の部活動、サークル活動は、豊かな人間性の涵養に役立つものとして奨励している。
 学生・教職員の全学的組織である学友会を中心に活発に活動しており、文化部、体育部、報道部などのほか、準加盟団体、登録団体を含め多くの学生が登録している。また、ボランティア活動も積極的に推進しており、学生ボランティア登録団体制度やボランティア活動の紹介イベント(年2回程度)を実施している。
 1か月間に及ぶ新入生歓迎行事や、旧制二高以来の伝統行事である海上運動会、秋の大学祭などがキャンパスライフに彩りを添えている。
■附属施設 後述の付置研究所のほかに、共同利用施設として、サイバーサイエンスセンター、電子光理学研究センター、教育関係系共同利用拠点として、高度教養教育・学生支援機構などがある。
■学生寄宿舎 仙台市内に学寮が6寮、ユニバーシティ・ハウスが7寮ある。入寮対象者や施設・設備はそれぞれ異なる。なかでも留学生と日本人学生の混住寮であるユニバーシティ・ハウスは、国際感覚の研鑽、協調性・社交性を涵養する場として、多くの入寮希望者を集めている。
 また、2018年10月にオープンしたユニバーシティ・ハウス青葉山は、入居定員が752人であり、入居生活を通じて大変革時代の社会を世界的視野で力強く先導するリーダーの育成に力を注いでいる。
■附属図書館 本館を中心に医学分館、北青葉山分館(理学・薬学)、工学分館、および農学分館の4分館と、各学部および研究所などの図書室で構成されている。
 全蔵書数は約420万冊で、各々の学習・研究分野に沿った資料を配置している。さらに、学生・教職員は多数の電子ジャーナル、電子ブックやデータベースを自由に使うことができる。
 図書館内には多数の学習用図書があり、また、ほぼ全域で無線LANが利用でき、オンライン授業の受講も可能である。本館では留学生スタッフによるコンシェルジュを置き、多言語での支援を行っている。蔵書には国宝2点を含む和漢古典籍コレクション、夏目漱石の旧蔵書や自筆ノートなどの貴重な学術資料があり、デジタル化による保存・公開を図っている。
■国際交流 国際交流に積極的に取り組んでいるのも特色。多くの外国人教員がおり、英語による授業も行われる。年間2,200人程度の外国人研究者を受け入れており、留学生も2,100人程度在籍している。
 外国の大学・研究機関との学術交流協定を締結し、外国との共同研究、学術情報の交換、海外留学も盛んに行っている。これらの活動は多くの成果をもたらし、世界に開かれた大学であることを示すこととなっている。学生は、日本に居ながらにして国際感覚を身につけられる。
■高レベルな探究を展開する6研究所紹介
●金属材料研究所 国内外を問わず金研(Kinken)の名で親しまれており、2016年に創立100周年を迎えた。材料研究という明確な目的を持ち、理学と工学が共創する伝統の上に新しい成果を積み上げてきた。2018年には、文部科学省から「国際共同利用・共同研究拠点」として認定され、材料科学分野の国際共同研究を牽引している。その研究は金属をはじめ、半導体、セラミックス、化合物、有機材料、複合材料などの広範な物質・材料にわたり、真に社会に役立つ新しい材料を創出する目標を掲げている。なお、同研究所は研究室ごとに工学部材料科学総合、機械知能・航空、電気情報物理工学科、理学部物理、化学科および各大学院の学生を受け入れて基礎から応用までの教育も行う。
●加齢医学研究所 超高齢社会に我が国が突入したのを受け、さらにはその趨勢が全世界に及ぶことも見越して設置された。加齢に伴って発生するがん(特に難治性がん)、および認知症などの加齢脳疾患を克服し、スマート・エイジング達成に貢献することが目的である。発達・成熟・老化などの加齢現象や、がん化やがん進展、脳の発達・加齢に関する基礎研究を展開し、これらの成果に基づいた先端的診断・治療法の開発を行う。さらに大学病院において、その臨床応用を展開する。
●流体科学研究所 あらゆる「流れ」に関する世界でもユニークな研究所で、2023年に創立80周年を迎えた。有効な変換が困難なエネルギーの活用、地球温暖化防止、次世代医療技術の開発、自然エネルギーの高度利用、新デバイス製造プロセス、高機能材料・流体システムの開発、環境適応型航空機開発などの課題に流動現象の視点から取り組み、社会の要請に応える研究を行う。なお、同研究所は工学部機械知能・航空工学科を主として、医工学、情報科学、環境科学などを学ぶ学部学生および大学院生約200名(留学生含む)を受け入れ、世界をリードする技術者・研究者の育成に努めている。海外拠点としてフランスにリヨンセンターを持つ。
●電気通信研究所 国立大学の研究所のなかでも珍しい、情報通信を専門に幅広く行っている研究所である。大学教員、世界中から集まっている研究者、学部・大学院生が力を合わせてひとにやさしい情報通信の実現を目指した研究を行っている。設置から90年近くの歴史のなかで、光通信やハードディスク開発などで多くの業績を上げ、世界中の人々の生活を豊かにすることで社会に貢献してきた。これからも未来の情報社会に向けて、大容量通信、新素材、スピントロニクス、人工知能、生体機能型デバイス、人間科学、セキュリティ、ビッグデータなどの新しい情報通信技術に挑戦している。なお、同研究所は、工学部電気情報物理工学科4年次の卒業研究生を毎年60名程度受け入れている。
●多元物質科学研究所 2001年に東北大学内の3研究所(素材工学、科学計測、反応化学)を融合し創設された。原子・分子レベルで物質を見ることで、通常は異なる材料として扱われる金属・セラミックス・半導体・有機化合物・バイオ関連物質の垣根を取り払い、それらの合成やデバイス化、ナノからマクロにわたるマルチスケールでの解析や制御に関わる科学・技術を開拓し、未来を支える基盤技術の創製に取り組んでいる。なお、同研究所は工学部、理学部の学部4年生と大学院生を毎年350名程度受け入れ、ともに研究を推進することで次世代を担う若者の育成に注力している。
●災害科学国際研究所 2012年4月設立。文理の枠を超えた研究者が集結し、6部門で、東日本大震災の経験と教訓を踏まえた「実践的防災学」構築に取り組む。災害科学に関する世界最先端の研究を推進し、東日本大震災被災地の復興・再生に貢献する。また、国内外で産・官・学・民の連携を図り、研究成果を一般社会に発信しつつ、日本および世界で災害に強い社会の構築を目指す。

大学院・研究室

大学院
文学MD・教育学MD・法学MPD・経済学MPD・理学MD・医学系MD・歯学MD・薬学MD・工学MD・農学MD・国際文化MD・情報科学MD・生命科学MD・環境科学MD・医工学MD
付置研究施設
金属材料・加齢医学・流体科学・電気通信・多元物質科学・災害科学国際

入試情報の問合せ先

教育・学生支援部入試課

キャンパス

入試課

〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内28

TEL (022)795-4804(入試課入試企画・調査係直通)

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文学部、教育学部、法学部、経済学部

〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内27の1

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理学部、薬学部

〒980-8578 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6の3

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〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6の6

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医学部

〒980-8575 宮城県仙台市青葉区星陵町2の1

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歯学部

〒980-8575 宮城県仙台市青葉区星陵町4の1

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農学部

〒980-8572 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468の1

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