
高校3年の4月には、まず最初に志望校を決めてその入試科目(配点)を調べ、合格レベルに達するにはどの科目をどのように勉強していけばよいか把握しよう。その上で、週単位の目標を立て、さらに日々の学習内容に落とし込む。ただし、いきなりトップギアで内容を詰めるのは危険!持続可能な学習ペースの確立を最優先に考えて、部活や学校行事にもしっかり取り組めるように、欲張らない学習計画を立てよう。「時間がない中でも、これだけはできた」という実績が自信になり、計画の推進力につながる。
1学期中に基礎を固めておくために、中間・期末テスト対策を通して科目分野ごとに教科書レベルの内容を完全に定着させよう。また、問題集や参考書にも計画的に取り組み、理解を深めたい。螢雪手帳には模試の日程や形式(マーク式か記述式か)を書き込み、復習日も記入しよう。模試の復習は解答・解説を熟読しながら行い、できなかった問題は確実に解けるようにする。また、模試の結果が返ってきたら、失点した分野など詳細を分析して科目分野ごとの学習到達度を把握し、夏休みの学習計画に活かそう。


1学期中と異なり、夏休みは学習ペースを自分でコントロールすることができる。じっくりと苦手分野に向き合ったり、時間をかけて問題演習に取り組んだりして、その学習成果(手応え)を確かめておこう。螢雪手帳を用いて学習した時間を視覚化し、見積もっていた時間と実際にかかった時間が異なる場合は、計画を柔軟に修正しながら確実に学習タスクを遂行していくことが大切だ。
学校や予備校の夏期講習を受講する人も多いだろうが、受け身の学習に陥らないように注意すること。「夏休みに時間をかけて対策しよう!」と意気込んで計画表に組み込んだ学習メニューがあるはずなので、優先度の高いメニューは周りのペースに合わせるのではなく、自分のペースでなんとしてもやり遂げよう。そのためにも、学習の達成度を螢雪手帳で小まめにチェックするとよい。
夏期講習を受講するか否かも含め、24時間を自由に使える夏休み。集中力を丸1日保ち続けるのは案外難しいものだ。そのため、勉強する場所を変えてみる、勉強する科目の順番を変えてみるなど、メリハリのある時間の使い方ができるように工夫しよう。集中できた場所や時間帯を螢雪手帳に記録し、効率的に学習できる環境を明らかにしておくと、秋以降の学習にも活かせる。
夏休み後半になると、息切れ気味になってしまう人も少なくないだろう。計画通りに学習が進まない状況が慢性化してモチベーション維持が難しくなり、世間がお盆休みを迎える頃、なんとなく自分もお休みモードに…というのが典型的な失敗パターンだ。計画倒れになっていないか、螢雪手帳で進捗状況を点検し、遅滞があれば思いきって仕切り直して夏終盤を迎えよう。


9月は、夏に計画していた学習課題をやり切れたのか、消化不良分野があるのか、科目ごとにチェックする。共通テスト模試も受けて、夏の学習成果を測ってみよう。苦手科目や弱点分野を克服できたかなど、自己分析を行い、必要に応じて学習計画を修正すること。また、共通テストの出願準備が始まり、総合型・学校推薦型選抜を受験する人は出願書類の作成や面接・小論文などの対策が必要となるので、優先順位を整理して取り組もう。
10月から模試を数多く受けて、その結果が返ってきたら、偏差値や判定だけではなく科目分野ごとの学習到達度を確かめ、今後の学習計画を調整する。また、志望校の過去問の出題傾向やレベルに合った、解説の詳しい参考書や問題集で記述力を高めよう。12月からは共通テスト本番に向けて、大問ごとの時間配分や解答順序を意識して予想問題などに取り組むと同時に、当日の日程に合わせて起床するなど生活リズムを調整していく。


1月前半は共通テスト本番に合わせた生活リズムを維持し、体調管理に気をつけよう。これまでに間違えた問題を解き直したり、本番の時間割に合わせて実戦演習を重ねたりする。共通テスト受験後は、自己採点結果に一喜一憂せずに、気持ちを切り替えて国公立大学2次試験や私立大学個別試験の対策に集中しよう。共通テストから科目や出題形式が変わる分、学習の配分が変わるため、螢雪手帳を用いて計画を再構築すること。
国公立大学2次試験を受験する人は、先に併願の私立大学の合格を確保しておきたいところ。国公立大学2次対策は大詰めで、失点を抑えて得点を最大化する対策に注力する。受験や合格発表が立て続けにあって疲弊しやすい時期なので、螢雪手帳に心境を書き留めることで生活リズムとメンタルを安定させ、万全の状態で本番に挑もう。すべての受験が終わった後に螢雪手帳を開けば、そこにあなたの1年間の軌跡が輝いて見えるだろう。


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