「英語が得意だから外国語学部」「環境問題に関心があるから環境科学部」などといった固定観念で学部を選ぶのはミスマッチのもと。そこで、「パンケーキ」「多様性」「Instagram」など身近なものをもとに自分の興味・関心を模索する学部・学科の選び方を、堀 浩司先生に教えていただいた。
イラスト◎高村 あゆみ
龍谷大学高大連携推進室フェロー。滋賀県の公立高校(守山高校、草津東高校など)で進路指導部長、SGH推進室長等を務め、数多くの生徒を志望校合格に導いてきた。担当教科は国語。2009年度文部科学大臣優秀教員として表彰を受けた。
大学中退や留年の原因の多くは、ミスマッチ・アンマッチにあるそうです。短絡的に学部を選んだことで、イメージと違う、面白くない…と、学びのモチベーションが低下するようです。例えば環境問題。これを解決に導くには、生態的視点、技術的視点、法や政策の視点、倫理・哲学的視点、国際的視点など、様々な分野・領域・立場の知見が必要です。環境を学ぶのは環境科学部だけではありません。固定観念にとらわれず、「どんな課題に対して、どのように学ぶ学部・学科か」幅広くリサーチし、複眼的に学部を選びましょう。
「スマホ」と聞いて、気になることは何?内部構造やアプリの性質?使う人のルールやモラル?依存による記憶力・判断力の低下?同じテーマでも興味・関心の方向は様々で、学問とのつながりも様々です。
この特集では、あなたが気になる点をヒントに、テーマ(課題)と学部・学科との関連について理解を深めます。「パンケーキ」なら?「多様性」「Instagram」なら?捉える視点によって、1つのテーマがいくつもの学部の学びとつながっていることを実感してください。志望学部がぶれると、志望校もぶれます。多角的に学部検討を行い、揺るぎのない志望校を定めてくださいね。
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