「大学に行きたい!」と思っているそこの受験生!大学受験にどれくらいのお金が必要か知っていますか?実は、高校生の皆さんには想像もつかないような金額なんです。保護者にも見てもらって、お金と心の準備をしましょう!
上記は、受験から大学卒業までの5年間でかかる金額を、公立高校→国立大(自宅から通学)、私立高校→私立大(下宿)に分けてシミュレーションしたものだ。私立大の学費は平均額(5ページ参照)で算出した。ちなみに、生活費は考慮していないので、下宿生に仕送りをする場合はもっとお金がかかるはずだ。
さらに、これらは高校3年生の1年間の学習費+受験にかかる諸費用の平均額から算出している。下にある「希望進路別で見る学習費」からわかるように、進学志向が高いほど学習費が高くなる。保護者は多めの見積もりと最大限の準備をして、受験生は保護者への感謝と敬意をもって、大学受験に臨もう。
国立大の学費は、文部科学省が標準額を定めていて、2025年度の標準額(昼間部)は入学金28万2,000円、授業料53万5,800円。ただし、20%を上限に各大学で決定できる。
ほとんどの公立大は、国立大と同程度の授業料を設定している。また、入学者本人や保護者の住所が地域内だと入学金等が割安になる場合が多い。
私立大は、入学金は国公立大とあまり差はないが、授業料の平均額は100万円近い。また、学部系統によって学費が大きく異なる(学部系統ごとの学費平均額については5ページの表参照)。
上の学習費は、大学受験をしない高校3年生も含んだ平均額だ。このうち、保護者が希望する子供の進路別に平均学習費(*1)を見てみると、
と、大学以上を希望する場合は、平均以上の学習費となることがわかる。ちなみに、これらには大学の入学金などは含まれていない。大学受験には、それだけお金がかかるのだ。
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