検証！受験から大学卒業まで、いくらかかる？ (5/5ページ)

大学２年

• 授業料…53万5,800円（国立大の標準額）
• 教材費

　追加出費

• 留学費用（場所や期間によるが、200万円以上かかる場合も）

大学３年

• 授業料…53万5,800円（国立大の標準額）
• 教材費

　追加出費

• 留学費用（場所や期間によるが、200万円以上かかる場合も）

大学４年

• 授業料…53万5,800円（国立大の標準額）
• 教材費

　追加出費

• 就活費用
• 大学院入試受験料
• 国家試験等の受験費用

６年制の学部や私立大、大学院に進学する場合は、さらにお金がかかる！

約10か月分の労働に相当

上記で提示した375万7,221円は、公立高校から国立大へ進学し、４年間自宅から大学に通った場合の目安額だ。つまり、最安値のパターンで計算している。私立高校に通っている場合、私立大に進学する場合、一人暮らしをする場合は、これ以上にお金がかかる。

この金額を稼ぐのに、2024年の最低時給では約3,561時間かかる。１日12時間、休まず働いても約297日、10か月程度必要だ。今これを読んでいる受験生が、入試本番を迎えるまでの日数と同じくらいだろう。保護者は、受験生が勉強する時間と同じかそれ以上に働いて、進学費用を捻出してくれている。さらには受験生の食事や健康に気を配り、精神的にも支えてくれているだろう。お金の面はもちろん、自分を支えてくれる人がいることを噛み締め、3,561時間勉強するつもりで頑張ってみよう。

経済的理由で、進学をあきらめたくない受験生・あきらめさせたくない保護者は
「正しい知識とライフプランから考える！奨学金を受けるという選択」を要チェック！

この記事は
「螢雪時代（2025年5月号）」
より転載いたしました。
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