
「一般選抜を考えていたけれど、受験機会を増やすために学校推薦型・総合型選抜も検討しようか迷っている」という受験生も少なくないでしょう。今ならまだ間に合います。ただし、学校推薦型選抜の場合は、出願条件の評定平均値をクリアしている必要があります。また、しっかりと対策をするのが間に合うための大前提。「ラクそうだし、一応受けておくか」という甘い認識で対策をおざなりにしていては、良い結果は期待できません。

出願時に提出する必要がある志望理由書の作成が最初の山場。まずは、志望理由書に盛り込むべき要素を洗い出し、言語化することから始めましょう。書いてみた志望理由書は、保護者や先生、友人に見せてフィードバックをもらい、夏休み明けにかけて繰り返しブラッシュアップしていきます。小論文の対策も並行して行います。面接については、志望理由書の作成過程がそのまま対策になるため、本格スタートは9月からでOKです。

全国大会出場や探究コンテスト入賞などの実績があれば評価につながるでしょうが、目立った実績がないからといって不利になるとは限りません。大学が見ているのは受験生の熱意です。実績も大事ですが、その取り組みを通して自分は何を得てどう成長したのか、これからどうしていきたいのかを訴えることができれば評価につながるはず。自分自身を振り返り、志望校への理解を深め、ここで学びたいという思いを強くすることが大切です。
学校推薦型・総合型選抜の受験を迷っている人は、受験チャンスを増やすためにも、自分の可能性を広げるためにも、ぜひ前向きに検討してほしいと思います。もし途中で受けないという判断をしたとしても、その対策はムダにはなりません。志望理由書を作成する過程で、自分のこれまでを振り返ったり、この先のことを考えたり、他者との対話を通して気づきを得たりすることで、確実に人間力が高まります。人生における目標が明確になり、勉強への意識やモチベーションも変わるはずです。

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