2026年4月に新設予定の学部について、編集部が大学に直撃取材!大学の新しい取り組みや学問内容、そして育成力はいかに!?
※紹介する3学部の内容は、認可申請中のものです。内容は変更になる可能性があります。
画像提供◎熊本大学
共創学環が掲げるのは「地域の課題解決」だ。「地域」と言っても、熊本や九州限定ではない。日本全国、海外を含む人々が生活する場所を指しての「地域」である。過疎化など、各地域が抱えるさまざまな課題や問題を解決するための知識や技術を学び、実践力を備えた人材を、国内・世界に輩出する。
授業は、経営学・コミュニケーション学・データサイエンスの3つが軸。課題解決の取組を継続的なものにするために必要な経営の知識、企画を伝えるコミュニケーション能力、データに基づいて発信するためのデータサイエンス力を養う。さらに、文・理・工・法学部の授業で専門的知識を得て、3つの軸をより強固にする。このように多くの学問分野を横断して授業を履修するため、“学部”ではなく“学環”を新設したのだ。
カリキュラムは実践重視で、すでに多くの企業、自治体、金融機関等と連携したプロジェクトが決まりつつあるという。社会人と協力しながら課題解決に挑戦できるので、共創学環で学んだ学生は、卒業後もスムーズに社会で活躍できるだろう。
熊本だけでなく出身地に貢献したい人や、海外で活躍したい人、起業したい人はもちろん、能動的に学び、自ら行動してさまざまな挑戦や経験がしたい人には、うってつけだ。
地域の企業と連携する、実践的な授業やプロジェクトを実施予定
海外での活動や、海外の大学との連携も予定
複数の学部を横断する共創学環ができることで、既存の学部学生にも良いシナジーが生まれる可能性がある。共創学環の学生が授業等を通して他学部の学生とかかわり、別の学問分野の知識を共有することで、既存学部生は他分野の考え方や発想に出会える。新たなイノベーションを生むきっかけになるかもしれない。
学びの場はキャンパスだけでなく、学外にも!
募集人員80人のうち、半数の40人を総合型・学校推薦型選抜で募集予定。学環長に就任予定の金岡省吾教授は、その理由について「高校での探究授業を通して、夢や目標ができた学生を評価したい。学力だけではなく、熱意のある多様な学生を求めたいからです」と話した。
熊本大の情報融合学環は、2026年4月に開設3年目を迎える。こちらから読める記事では、実際に学生を迎えて行なっている取り組みや、実施中の授業内容について紹介。情報融合学環の“今”も見てみよう!
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