
夏休み前(7月)の段階では、模試の第1志望校(おもに国公立大)の判定について、合格者・不合格者の傾向の違いは、はっきりしていません。高校総体・総文祭などで、ほとんどの生徒が学習時間を十分に取れていないためです。合格者・不合格者の傾向の違いを強いて言うならば、志望校への執念が強いか弱いかだろうと思います。まだ志望校が固まっていない生徒はスタートが遅れ、間に合わないパターンが多いです。
進路指導の立場から言うと、この時期にA・B判定をとっている生徒には、その上のランクの大学をすすめます。生徒が第1志望校を譲らない場合は、そのまま成績に油断しないように指導します。一方、C・D判定の生徒には、弱気にならず、生活指導や教科指導の面から「受験は計画を立てることが合格への第一歩である」ことを伝え、実行させます。また、E判定の生徒には、現状を的確に伝え、今後の学習活動をサポートします。

夏休み前(7月)は、第1志望校(おもに国公立大)の合格者・不合格者の模試の教科別得点率には大差がありません。まだまだ秘めたる力が発揮できていないということです。この時期は合格者でも得点できていませんが、悲観している場合ではなく、夏休みを迎えるにあたってどの教科・弱点分野を克服すれば得点が伸びるのか、三者面談で確認します。模試の成績から自己分析して、夏休みを充実させるために学習目標を立てます。そして、国公立大志望者は文系なら英語・数学・国語を、理系なら数学Ⅲ・Cと理科を中心に学習していきます。一方、7~8月にかけてスマホやゲームから離れられず、学習の軌道に乗れない生徒は、学力がつかないため2学期に入っても授業についていけず、そのまま居眠りをして過ごしたり、居場所がなくなります。そうならないためにも、夏休み前に「しっかりと自己分析して、学習目標を立てる」ことが先決になります。
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