
9月は夏休みの学習成果が模試の志望校判定に表れてきます。第1志望校(おもに国公立大)の判定が良い生徒は、受験への意識が高いです。高校総体・総文祭が終わった6月以降、計画的に学習に取り込んだ結果、成果が出るのだと思われます。そのような生徒は私たちのアドバイスを素直に聞いてくれます。先生・保護者が一体となって生徒の進路実現を願っていることを、生徒自身が理解しているので、A・B判定の志望校からランクを上げることを提案されると、「頑張ってみよう」とモチベーションが高まります。このように、判定が上がったことで積極的で前向きな姿勢が強まり、合格につながる傾向にあります。
一方、不合格者は学習習慣や生活習慣が乱れており、夜更かしやスマホとの付き合い方の改善を指摘されても、なかなか実行できないものです。そうなると、受験に焦りが見え、不安や不満を漏らすようになり、合格者との学力差が広がっていきます。

夏休みの後(9月)は、第1志望校(おもに国公立大)合格者は、数学をはじめ各教科の成績が順当に伸びる傾向にあります。特に難関大志望者はこの傾向が強く、悩みながらも多くの生徒が初心を貫いて、浪人覚悟で難関大にチャレンジします。一方、模試の得点率が伸びない場合は、志望校を変更せざるを得ません。これまでは将来研究したい学問や就きたい職業など夢を持って志望校を決めていたわけですが、2学期に入ると志望校までの距離がリアルさを帯びてくるので、多くの生徒が自信を失いかけます。このように生徒の志望校への信念が少しずつ揺れ動いていくため、担任は生徒のメンタルケアをしながら、よりよい進路指導を心がけています。得点率が低い生徒は志望校のランクを下げて合格し、得点率が高い生徒は志望校を貫くかランクを上げて合格または不合格になる傾向があります。そのため、合格者・不合格者の平均得点率に大きな差はないと推測できます。
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