
受験生になりたてホヤホヤの今、なぜ大学を受験するのか、モヤモヤしている人もいるのでは?受験をどう位置づけるかによって、これからの1年間は大きく変わるはず。QuizKnockで活躍するお二人に、受験の意義を語っていただいた。
写真◎荒川 潤
編集協力◎笹原風花
鶴崎修功(つるさき・ひさのり)
東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。2016年にQuizKnockに加入。YouTube動画のほか、多数のテレビ番組でも活躍し、TBS系「東大王」では東大王チームの大将も務めた。ゲーム・アプリ開発も行う。趣味・特技はクイズ、競技プログラミング、ゲーム。
須貝駿貴(すがい・しゅんき)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2017年にQuizKnockに加入。国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータで、科学関連の企画が得意。自身のTikTok・YouTube個人チャンネルでも楽しく科学を学べるコンテンツを発信している。


須貝:大学進学に迷いはありませんでした。就職した友人も身近にいて、客観的に考えられたと思います。広い世界に出てみたかったし、いろいろなことを学んでみたかったので、大学には行くのは楽しみでしたね。
鶴崎:僕も迷いはありませんでした。数学がやりたかったので、それなら大学進学でしょう、そのために準備するのは当然でしょうと、自然の流れでした。数学オリンピックの成績優秀者は軒並み東大に進学していて、そういう人たちと肩を並べて学んでみたいと思い、京大と迷った末に東大を選びました。
須貝:僕が東大を選んだのは、東大を目標に据えて勉強しておけば、結果的に志望校を変えたとしても対応できると考えたから。当時から科学に興味はあったものの、哲学や経済学も学んでみたい、いろんなことに挑戦してみたいと思っていたので、3年次に学部を選択できる東大はその点でも魅力でした。

鶴崎:自分の興味・関心が赴くまま、好き放題に学べることですね。高校までと違って、大学では自分が好きな分野について、その道の専門家から高度なことや新しいことを学びつつ、自ら追究できます。社会人になると、結果や成果といったアウトプットが求められ、インプットに割ける時間や労力も圧倒的に減ります。それらを気にすることなくインプット、しかも好きなことのインプットに全力投球できるのは、まさに学生の特権です。
須貝:専門性を突き詰められる面白さは絶対にありますよね。東大に行って、見たことも聞いたこともないような研究をしている人と出会って、自分とはまったく違う人間がいること、自分の知らない世界があることを実感しました。やっていることは全然違うんだけど、それぞれの分野で頑張っていて、違うからこそお互いにリスペクトできる。大学ってそういう場だと思います。
鶴崎:同感ですね。理解しようとする学問的姿勢って大事だと思うんです。東大に入ってよかったと思うのは、お互いの専門の話になったときに、ちゃんと関心をもって聞いてくれる人が多いこと。須貝さんが言うように、互いに尊敬しているからこそだと思います。
須貝:僕は、大学ってビジネスの訓練の場でもあると考えています。現実の社会では、正解がない問題ばかりですよね。こちらを立てればあちらが立たず…というケースも多々あります。何が求められているのか、どうしたら課題をクリアできるのか、自分で問いを立て、仮説を考え、試行錯誤して最適解を探る…という営みは、大学での学びや研究と同じ。そういう意味で、社会で活躍できる人間になることも大学に行く意義の一つだと思います。
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