
受験期までに扱う問題は正解・不正解が明確で、「このレベルの問題が解けるようになる」というゴールもはっきりしている。対して大学では、立場や見方で答えが異なる問題や、答えのない問いに対する自分の考えをまとめる機会もある。
「このレベル」という基準がないだけに、大学では「学びのゴールを何にするか」ということ自体が重要な課題となる。そのため、自分で物事の道筋を組み立てていく、論理的な思考が不可欠だ。

大学で学ぶ分野は学部・学科で細かく分かれているうえ、さらに授業やゼミ、研究室で扱う内容が細分化されている。大学では、その中から自分が選んだ専門分野を深めていくことになる。
高校時代に選んだ文系・理系の二択の比ではない選択肢の中から、自分の専門を吟味することは、将来のキャリアにも関わる重要なポイント。あえて幅広い学問分野を横断的に扱う学部や研究室もある。それも含めてしっかり選びたい。

大学では「いつ、どの授業を受けるか」は自分で決めるのが基本。高校のような「クラス」がないケースも多いため、たまたま同じ授業を履修する人たちと週1回だけ、同じ教室に集まることになる。また、この場合、「担任の先生」もおらず、授業を担当する先生方との距離は、高校時代ほど近くはない。
そんな中で授業をしっかり理解したり、課題をこなすためには、先生より身近で情報交換できる友だちや先輩の存在は非常に大切。同じ高校出身のグループなど、既にできあがったコミュニティに入っていくのには勇気が要るが、少人数のゼミや授業、サークルなどで、積極的に友だちをつくりたい。

受験期に培った情報処理能力や協調性が、キャンパスライフを充実させてくれるはず。サークルやアルバイトなどで生活範囲や人間関係がグッと広がる大学生活は、時間の使い方が重要です。友だちと情報交換をしたり、効率よく課題をこなすことで、自分の時間をつくることも可能になりますよ。

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