志望校・学部が自分に有利な学校推薦型・総合型選抜を実施していても、その対策しかやらないのは危険。校内選考で指定校の推薦枠がとれなかったり、公募制推薦や総合型選抜で合格できないこともあり得るからだ。
そこで、コバショー先生のオススメは、全大学不合格のリスクを回避する、下に示した「三層戦略」。「中には条件が厳しくなくて出願しやすいのに、倍率がさほど高くないものもあります。専願・併願の別や条件をよく確認して、戦略を立てましょう」

[募集人員]ヨーロッパコース7名、アジア・太平洋コース7名、アメリカコース6名
[出願条件]全体の評定平均3.5以上、かつ外国語の評定4.1以上で、英検2級以上など外部検定の指定基準(英語以外の言語資格試験も可)を満たす
[試験内容]第1次選考:書類選考、第2次選考:小論文、口頭試問
[倍率(学部全体)]2024年度2.8倍、2025年度5.3倍
[募集人員]数学類8名、物理学類14名、化学類12名、応用理工学類16名、工学システム学類20名、社会工学類12名
[出願条件]以下の(1)~(3)のいずれかを満たすこと。(1)学習成績概評A段階※、(2)各学類に関連する学問で優れた能力や活動実績を持っている、(3)国際的な課題解決をテーマとする探究活動や国際交流などの活動実績がある
[試験内容]小論文、面接
[倍率(学群全体)]2024年度3.0倍、2025年度3.5倍
[募集人員]10名程度
[出願条件]全体の評定平均3.8以上、かつ英検CSEスコア2067点以上(英検2級を余裕でクリアするレベル)などを満たし、以下の(1)か(2)のいずれか。(1)地歴科目(日本史、世界史、地理)のいずれかの評定平均4.5以上、(2)すぐれた活動実績(歴史能力検定日本史1級または世界史1級、国際地理オリンピックの実績など)
[試験内容]第1次選考:書類選考、第2次選考:面接
[倍率]2024年度2.8倍、2025年度2.4倍、2026年度1.6倍
[募集人員]5名
[出願条件]全体の評定平均3.5以上、かつ以下の(1)~(3)のいずれかに該当。(1)英検準1級などの高度な資格を持っている(英語外部検定に限らず、他には日商簿記検定試験1級や日本数学オリンピックの実績など)、(2)ビジネスプラン・コンペティションでの優れた実績がある、(3)国際バカロレア資格の取得
[試験内容]第1次選考:書類選考、第2次選考:面接(口頭試問を含む)
[倍率]2024年度2.7倍、2025年度1.7倍、2026年度2.1倍
※各大学とも、倍率以外は2026年度の入試情報であるため(2026年度入試の倍率が判明した大学は掲載)、必ず2027年度入試の「募集要項」で確認すること。倍率は志願者数÷合格者数。「学習成績概評A段階」は評定平均の4.3~5.0に区分される。「出願条件」は高校の卒業年度などを割愛し、主な内容を抜粋した。

いわゆる記念受験や併願校としての受験者もいる一般選抜に対して、学校推薦型・総合型選抜では周囲の受験者はいわば純粋なライバル。倍率が一般受験以上に重要です。学校推薦型・総合型選抜の試験は小論文、面接などを課す場合が多いものの、英語での面接などがある場合は敬遠されがちなため、倍率が低めで、きちんと対策すれば合格を狙えるケースもあります。
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