代々木ゼミナール個別指導 菅野 祐孝 先生
『ココが出る!! 日本史ノート 歴史総合,日本史探究』『タテヨコ 日本史 総整理 テーマ史』(いずれも旺文社)、『日本史図版・史料読みとり問題集』(山川出版社)、『共通テスト日本史〔文化史〕』(教学社)など著書多数。

出題形式は、記述式中心か選択肢・マーク式か、またはその混合型かを把握する。出題分野は、「日本史探究」だけからの出題か、「歴史総合」からの出題もあるかを確認しよう。
原始・古代から現代まで時代史を中心に出題する大学もあれば、1つのテーマに焦点を当てて考察するテーマ史を出題する大学もある。過去問を見て、志望校の出題内容を確認しよう。
図版や史料をパターン化して出題する大学もあるので、教科書掲載の史料をはじめ、どのような図版(絵図・地図・写真・系図)が出題されているか、図版集も併用して確認しよう。
教科書にある本文の太字の語句だけが出題されるわけではない。入試問題は欄外の「注」や写真・絵図・地図・系図など図版のキャプションからも出題されることを念頭に置いてほしい。
歴史名辞には『令義解』と『令集解』のような類似用語や、尊王「攘」夷・新島「襄」・高峰「譲」吉のような同音異字が多い。記述対策では、漢字を正確に書く練習を積む必要がある。
論述では「出題者が何を求めているのか?」を的確につかむことが先決となる。また、字数や使用語句を指定する問題もあるので、解答欄のマス目に対する基本的な使い方も学びたい。
大問数・解答数・制限時間・難易度を押さえたうえで、最低5年間分の過去問を解こう。難問にぶつかったら、分厚い参考書などで逐一調べるのではなく、すぐに正解を見て「答えをそのまま覚える」学習を進めると、合理的で時間的ロスも防げる。論述問題は、「理由は何か?」「特徴を説明せよ」など設問の内容や条件によって解答文が異なってくるので、題意を的確に把握することが大切だ。問題量を増やせば確実に得点力がアップするので、なるべく多く取り組みたい。その積み重ねで知識を蓄え、弱点など「突かれて痛いところ」を極力少なくしていくことが、志望校の合格圏突入への最短コースとなる。

制限時間を60分と想定して全問を解いてみよう。体感として、解きやすい問題から着手して難問を後回しにするなど、解法のコツをつかめるはず。最低5年分に取り組みたい。
解答チェックの際は、単に○×を付けるのではダメ。誤答については「なぜ間違ったのか?」を吟味し、教科書を再読したり要点をサブノートにまとめたりして補強しよう。
誤文選択問題は、「なんとなく」ではなく「どこに誤りがあるのかを突き止めること」が大切。丁寧に確認し、その吟味力を磨けば、共通テストなどの正誤問題にも格段に強くなる。
論述の解答欄には、原稿用紙のマス目が用意されることが多い。3桁の西暦年代の書き方や書名などのカギカッコの書き方など、マス目の基本的な使い方を体得しよう。

過去問演習は12月に入ってから始めても十分間に合う。ただし、時間を決めて継続的に行うことが大切だ。それまでは通常の問題演習を積み上げて、知識の定着・補強に努めよう。余力があれば、通史問題だけでなく、テーマ史問題にもチャレンジしておきたい。


共通テストの過去問だけでは演習量が足りないので、センター試験の過去問をできるだけ多く解くとよい。共通テストとセンター試験の内容は大きく異なるものではないので、図版や史料の読解や正誤問題を中心とする4択・組合せ問題に慣れることができる。


題意を何度も吟味して「何を書けばよいのか?」を考えよう。理由や原因が問われた場合は解答末尾が「~だから」となるし、意義を求められたら「なぜそれが重要な意味を持っているのか?」に言及しなければならない。解答の添削は先生に依頼するとよい。

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