
受験勉強を始めて数か月。勉強は順調に進んでいるだろうか?
すぐ先の夏休みは、学習計画や学習法を見直す絶好の機会。
そこで今回、学習デザイナーとして多くの受験生を指導し、難関大合格へと導いてきた草下靖也先生に、志望校合格の可能性を最大限に高める戦略的な学習計画の立て方を伝授していただいた。
編集協力◎笹原風花

学習塾「生徒派」塾長 草下 靖也 先生
塾長を務める「生徒派」では、他塾併用なし・入塾選抜なしの全科目指導により、 18年間で医学部医学科合格率86%を達成。学習者視点に立った成果特化型教材を作る教材職人でもあり、全国50社に教材を提供している。

化学専門予備校「花塾」塾長 山本 咲希 先生
圧倒的に合格率を上げる学習計画指導を得意とし、「生徒派」をはじめとする多くの塾のシステムやアプリケーション開発を行っている。草下先生の著書『プランブロック式 戦略的学習計画法』(KADOKAWA)の監修も務める。
個別指導塾「生徒派」とは?
生徒の視点に立った個別指導にこだわる学習塾。入塾は1年待ち。「学習に打ち込むシステム」「成果特化型のオリジナル教材」「一流の講師陣」の掛け合わせにより、難関大や医学部医学科に多くの合格者を輩出している。
時間の限られた受験勉強。学習計画の重要性は、受験生の多くが理解しているはず。一方、どのように計画を立てるか、その具体的な手法については「なんとなく」という人が多いのではないだろうか。「志望校合格のためには、全科目の総合得点で合格点をとれればいい」と草下先生。そのためには、「今やるべき課題(=残された時間で合格点をとるための勉強)」と、それぞれの課題に「時間を割く目的(=入試本番で総合得点を1点でも高くとれる力をつけること)」を明確にしたうえで、「合格基準から逆算し、何を・どの順番で・いつまでにやるべきか、優先順位を明確にして実行につなげる、戦略的な学習計画が欠かせない」と言う。これから、その具体的な手法を紹介していこう。


ムダのない受験勉強をするうえで重要なのが、「志望校の入試日」と「合格基準(合格者最低点や合格者平均点)」から逆算し、「何を・どの順番で・いつまでに」やるべきか、優先順位を明らかにすること。まずは、科目ごとに現時点から入試本番までにやるべき課題(と使用する教材)を時系列で書き出し、学習の全体像を描いておこう。こうした戦略的な長期学習計画があることで、見通しをもって迷わず勉強に励むことができる。具体的なやり方は、次ページで紹介する。

学習計画を立てて満足…とならないよう、「原則1」で立てた長期計画を確実に実行するための日々の時間割を作成しよう。ここで重要になるのが、科目ごとの時間配分だ。入試の合否は全受験科目の総合得点で決まるが、各科目の配点比率は大学・学部により異なる。総合得点を最大化することを目標に、比率の高い科目に重点的に時間を配分しつつ、得意・不得意や進捗に合わせて調整することが肝になる。3ページ目を参考に、自分に合った時間割を作成・実行しよう。

学習計画や日々の時間割を立てても、実行できなければ意味がない。夏休みから気持ちよくスタートを切れるよう、それまでの期間に毎日一定時間勉強することを習慣化しておこう。学期中の学習時間は「平日5時間・休日12時間」が基本。あわせて、起床・就寝などの生活リズムも整えておきたい(睡眠時間はしっかり確保する)。また、夏休みの学習成果を高めるために、夏休み前(遅れている人は7月中)に教科書レベルの基礎知識をひと通り習得することを目指したい。
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