公務員就職率が高い大学・学部(全国の国公私立大学-卒業生100名以上)
旺文社調べ(データは原則2024.05.01時点)
全国の国公私立大の、学部ごとの公務員就職率(公務員就職者数/就職者数※)を見ると、各地の国立大法学部が、公務員就職率の上位に入っている。
法学部系統では法律や政治、行政など、公務員試験や仕事内容に直結する知識を得られるので、公務員を目指す人に適した学部の1つと言えるだろう。
ランク1位の岡山大学法学部は、2024年卒業の就職者のうち60%以上が公務員に就職。中国・四国地方の県庁や市役所を中心に、裁判所、国税庁、税関など、各地の官公庁に就職している。
私立大でトップの日本文化大学は、警察官になる卒業生が多いのが特色。東京都八王子市の私立単科大学で、警察官や消防士、自衛官、地方公務員などの就職に長年力を入れており、2024年卒業の就職者の過半数が警察官を含む公務員に就職した。
一口に公務員と言っても、中央官庁、県庁、市役所、税務署、税関、警察、消防、自衛隊など、幅広い勤務先があり、各職種に関わる知識は法学部以外のさまざまな学部で得ることができる。
例えば、経済学部・経営学部・商学部などでは、経済政策や財務、経営に関する知識が得られる。公共政策学部では公共事業や政策立案に必要な知識、地域科学部・地域環境学部・地域創造学部では地域に関する政策や行政を学ぶことが可能だ。
こうした就職率のデータ等も参考にしつつ、自分の関心のある分野を学べる学部を選び、将来に向けて学んでいこう。
※就職者数は、臨時労働者(雇用予定期間1か月未満)を含む「就職者等数」を掲載。公務員就職率=公務員就職者数÷就職者数
この記事は、螢雪時代特別編集『大学の真の実力 情報公開BOOK』掲載データ(2024年春)を分析して作成いたしました。
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