駿台予備学校 大森 徹 先生
生物を得意にさせる救世主として熱い支持を受ける。『大森徹の入試生物の講義』『生物 基礎問題精講』(旺文社) 、『大森徹の最強講義126講 生物』『大森徹の最強問題集172問 生物』(文英堂)、『理系標準問題集 生物』(駿台文庫)など著書多数。

まずは、教科書を最後まで通読し、まったくの未学習の単元がないようにしておきたい。そのうえで、共通テストあるいは志望校の過去問を1度は解いておこう。何年分も解く必要はない。難易度や傾向を実際の問題で体感することで、2学期からの学習の目標や指針を立てられる。理系生は比較的時間のかかる遺伝・遺伝子関係を、文系生はDNA関係を優先的にマスターしておくと、今後の学習に余裕が持てるだろう。発展的な問題や内容はまだ焦って手を出さなくてもよいので、それよりも基礎を固めることに全力を注いでほしい。この時期は、不安や弱点を少しでも減らしておくことが最も重要である。

共通テストの考察問題は、普通の問題集に載っている問題とは大きく異なる。まずは、実際の共通テスト問題に触れて、「どのようなヒントをどのように使えばよいのか?」を実感しよう。その中でデータの読み方や選択肢の見抜き方を会得するとよい。

ひと通り学習する中で、なかなか理解できないテーマ、覚えられない分野、何度も練習しないとマスターできない単元などが見つかったはずだ。まずはそれをリスト化しよう。1週間ごとにそのリストを1つ1つつぶしていくつもりで集中的に学習するとよい。

最終的には、難問や奇問を解く力ではなく、標準レベルの問題を確実に得点する力がモノを言う。典型問題を網羅していて、かつ解説がわかりやすい問題集を“相棒”とし、1問1問丁寧に確実にマスターすることで、安定して得点できる実力が身につくだろう。

論述問題の出来具合で得点に大きな差が出る。頻出の典型的な論述問題は、最終的に解答を覚えてしまうとよい。その中で生物の文章表現の型が培われ、ポイントとなる重要用語もしっかりインプットされる。論述問題に特化した問題集などを利用するのが効果的だ。

難関大では実験・考察問題が合否のカギを握る。どれだけ多く問題を解いても、まったく同じ問題ではなく初見の問題が出されるので、解いた問題の中から考察の手順や考え方のパターンを理解して、様々な教訓を得ることに注力する姿勢が重要である。

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